動画

1000人のミュージシャンが「せーの!」で演奏するイベント「Rockin’1000」の本当の狙いを主宰者が語る


ドラムやベース、ギターにヴォーカルなど合計で1000人を超えるメンバーが一斉に演奏する世界最大のバンドイベント「Rockin'1000」が2018年も開催されました。いったいなぜ世界中の30カ国から1000人を超えるミュージシャンが集まって演奏するのか、その意味についてイベントを立ち上げて主宰している人物が語っています。

This Rock Band Has 1000+ Members From 30+ Countries - YouTube


Rockin'1000が開催される場所は、イタリアのフィレンツェ。


そしてこのイベントを立ち上げ、主宰している人物がファビオ・ザッファニーニ氏です。


Rockin'1000は実に約1000人というメンバーから構成される一つの「バンド」で、参加を希望するメンバーは世界各国から集まってきます。


世界最大のバンドが演奏するステージを用意する必要があるということで、選ばれたのはセリエA・ACFフィオレンティーナのホームスタジアムであるスタディオ・アルテミオ・フランキ


集まったのは、400人のギタリストと……


250人のドラマー。


そして300人のベーシストに……


350人のヴォーカリストたち。この時点ですでに1000人を超えていますが、このほかにもキーボードやホーン隊などのメンバーが集結しているようです。


会場には、アジアや北米、南米、ヨーロッパ、中東など世界30カ国からの参加希望者が集まりました。


「観衆1000人規模のコンサート」だとそれほど珍しくもないわけですが、観衆ではなく「演奏者が1000人も集まる」というコンサートは他に例を見ないもの。そのため、会場ではサッカーフィールド全体がステージになって演奏が行われます。


演奏当日は、このセンターステージの上から「指揮者」がタクトを振って演奏をまとめます。


参加者は自分たちの街で本番に向けて練習を行い、本番の数日前には会場入りして全体で綿密なリハーサルを行います。


本番に向け、何度も練習を繰り返すことで全体が一つになり、そこに「マジック」が生まれるというわけです。


そして迎えた本番当日。会場はライトアップされ、その様子はまさにロックコンサートそのもの。ただし、フィールドにいるのはほぼ全員が演奏者という、世界でここだけでしか開催されない特別なコンサートです。


ザッファニーニ氏は、Rockin'1000が持つ最大のメッセージは「一体感(Togetherness)」だといいます。言語を超え、違う国から集まった人々が「音楽」という言葉を使って一つの芸術を作り上げることで、音楽そのものを超える大きなメッセージを届けられるとザッファニーニ氏は考えています。


2018年のRockin'1000は7月21日(土)に開催済み。2019年も開催される予定ですが日程がまだ未定とのことで、参加を希望する人は公式サイトから各種SNSをフォローしておけば最新情報が手に入るはずです。


なお、2018年のRockin'1000にはコートニー・ラブがゲストで参加し、自身のバンドであるホールの楽曲「Celebrity Skin」などを1000人のバンドに合わせて演奏しています。

Celebrity Skin - Rockin'1000 with Courtney Love - YouTube

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
1000人以上のミュージシャンが一堂に会して「せーの!」で演奏する「Rockin’1000」が開催される - GIGAZINE

582人のドラマーが同時に8ビートを叩き世界記録を達成 - GIGAZINE

なぜか1本のギターを2人でプレイして凄まじい演奏を見せる「Four Hands Guitar」ムービーあれこれ - GIGAZINE

クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」を歌も楽器もすべて一人でこなすムービー - GIGAZINE

ドラムを演奏している人の脳の中ではどんなことが起こっているのか? - GIGAZINE

1000体以上のロボットを同時にダンスさせるギネス新記録のムービー - GIGAZINE

in 動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.