スマホのポートレートモードで撮った写真が3D写真になる機能がFacebookに追加
Facebookのニュースフィードに、新しく3D写真機能が追加されます。3D写真機能はデュアルレンズカメラ搭載スマートフォンの「ポートレートモード」で撮影した写真を3Dにしてくれるというもので、すべてのユーザーが立体的な3D写真を気軽に楽しめるようになります。
3D Photos Now Rolling out on Facebook and in VR – Facebook 360 Video
https://facebook360.fb.com/2018/10/11/3d-photos-now-rolling-out-on-facebook-and-in-vr/
Facebookの3D写真機能は開発者向けのF8カンファレンスで発表された機能でしたが、この機能がついに一般公開され、すべてのユーザーが利用可能となります。誰でも閲覧可能ですが、Facebookの3D写真に対応するのは「互換性のあるデュアルレンズスマートフォンのポートレートモードで撮影した写真のみ」です。対応端末は限られていますが、撮影した写真をFacebook上にアップすればそれだけで3D写真に変換されるため、ユーザー側が面倒な設定や専用機器を使った撮影を行う必要は一切ありません。投稿された3D写真をスマートフォンなどのモバイルデバイスで閲覧する場合、端末を傾けたりスワイプしたりすることで、3D写真の奥行き感が体感できます。
実際にスマートフォンで3D写真を見るとどんな感じになるのかは以下のムービーを見れば一発でわかります。
Facebook上で3D写真を共有する方法は以下の通り。
使い方は簡単で、まずはFacebookの投稿画面を開き……
画面右上の「…」をタップ。
そして「3D Photo」をタップ。
すると、スマートフォンのポートレートモードで撮影した写真が表示されるので、共有したいものを選びます。
プレビュー表示で共有前にどんな感じの3D写真になるかが確認できます。
あとは共有時に一緒に表示されるテキストを入力し、「Share」ボタンをタップすればOK。こんな具合に簡単に3D写真が共有できてしまうわけです。
また、単体動作可能なVRヘッドセット「Oculus Go」で専用ブラウザを使用したり、「Oculus Rift」でVR専用ブラウザのFirefox Realityを使用したりすることで、VRでもニュースフィード上の3D写真が楽しめるようになります。
Facebookによると、3D写真機能はiPhone 7 Plus/8 Plus/X/XS/XS Maxのポートレートモードで撮影した写真を3D表示に変換できるとのこと。iPhoneのポートレートモードは撮影時に奥行き情報を保存し、それをもとに被写体の背景をぼかしますが、この奥行き情報を基にFacebookでは3D写真を作成するというわけです。Facebookによると、被写体とカメラの距離が3~4フィート(約0.9~1.2メートル)ほど離れていると、最高の3D写真が撮影できる模様。また、青い壁の前に青いTシャツを着た人が立って撮影してもあまり良い3D写真は撮れないとのことで、背景と被写体にコントラストがあると3D効果が増すようです。加えて、被写体として透明なプラスチックやガラスは不適だそうで、その理由はカメラの深度センサーがうまく奥行き情報を測定できなくなるためだそうです。
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