フェルメールの名画をミルクとチーズのスープに仕立てた「フェルメールの”牛乳を注ぐ女”のスープ」をスープストックトーキョーで食べてみた
スープ専門店のスープストックトーキョーから、「アートを味わう、秋のスープ」と題して、「フェルメールの"牛乳を注ぐ女"のスープ」が、2018年10月5日(金)から提供されています。東京・上野の森美術館で同じく2018年10月5日から開催されている「フェルメール展」とのコラボレーションで、フェルメールの代表作「牛乳を注ぐ女」をモチーフにしたスープになっているとのこと。どんなスープなのかめちゃくちゃ気になったので、実際に食べに行ってみました。
Soup Stock Tokyo の秋は、アート。フェルメールの“牛乳を注ぐ女”のスープができました。
http://www.soup-stock-tokyo.com/news/sst_news_vermeer.php
フェルメールが描いた「牛乳を注ぐ女」は以下。シンプルな部屋の中で女性が陶器に牛乳を注ぐ様子が描かれたこの作品は、1660年頃に描かれたとされており、フェルメールの代表作の1つです。
スープストックトーキョーにやって来ました。
さっそく「フェルメールの"牛乳を注ぐ女"のスープ」のレギュラーカップセット(税780円)を注文します。絵画にはパンも描かれていたことを思い出し、今回は石窯パンをセットに選択。
テーブルに置かれているパンフレットには「牛乳を注ぐ女」が描かれていました。青いトレーシートは、絵の中でテーブルに置かれた布巾に使われている「ウルトラマリン」を意識した色合いだとのこと。
スープの表面にはクルミとレーズンのパンが数切れ浮かんでいるのが見えます。
スープにはとろみがありますが、ポタージュほどどろりとはしていません。パンフレットによると「当時のオランダではジャガイモを食用としていなかった」という事実を踏まえて、スープにジャガイモを入れていないとのこと。
さっそく一口いただきます。ミルクとオランダ産のゴーダチーズで仕上がっているスープは、チーズ特有の酸味とコクを感じ、少しクセがある深い味わいですが、ミルクベースで口当たりはまろやか。クルミとレーズンのパンを除くと、スープの具は刻んだキノコだけで、シンプルながらしっかりとしたうま味と小気味のいい食感を与えてくれます。
クルミとレーズンのパンは、スープをたっぷり吸ってふわふわ。かみしめるとぎゅっとコクのあるスープがあふれてきて、スープというよりもパンのおかゆを食べているような感覚。パンの中のクルミの食感と香りがいいアクセントになっています。
「オランダではチーズにマスタードソースをつけて食べることも多い」ということで、スープには特製の粒マスタードソースがついてきました。
マスタードソースをスプーンですくって、スープに混ぜて飲んでみると、マスタードソースの爽やかな酸味が、まろやかなスープの味を引き締めてくれます。
「フェルメールの"牛乳を注ぐ女"のスープ」は2018年10月5日(金)から、スープストックトーキョーの全国店舗で提供されています。
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