フィジーのナンディ空港から1時間の離島「サウスシーアイランド」で南国リゾートを満喫してみました
南国フィジーを訪れたならぜひとも離島の美しい海を体験したいものですが、時間がなくて離島めぐりは無理……と諦めることも多いかもしれません。タイトなスケジュールでも1日あれば、実は離島で南国リゾートをがっつり楽しむことは可能。空の玄関口「ナンディ国際空港」から、バスとフェリーを使って1時間の場所にある離島「サウスシーアイランド」を日帰りツアーで訪れ、リゾート気分に浸ってみました。
サウスシー島 日帰りクルーズ South Sea Island
◆マリーナまでの移動
ツアー予約時に送迎バスの待ち合わせ場所として指定されたのはナンディ国際空港から車で15分ほどの距離にある滞在中のホテル近くのスーパーマーケットの前でした。もちろん、朝イチで空港からバスに乗ることも可能です。
しかし、集合時刻の「8時」を過ぎてもバスは来ません。
やっとそれらしい大型バスが到着。
20分遅れ。しかも、すぐに出発しようとする始末。バスはかなりいい加減で、乗車する人を確認することもないので、しっかり「サウスシークルーズ?乗る!」とアピールしなければいけませんでした。
15分ほど走ってデナラウ島にあるポートターミナル「ポート・デナラウ・マリーナ」に到着。
ターミナルの中に入ると……
カウンターがあるので、サウスシークルーズの1日ツアーに参加する旨を伝えます。予約メールを提示すればOKでした。
◆船
マリーナの中はこんな感じ。いたるところに船が停泊しています。
指定された「Tiger V」という船を探します。
乗船
ボートの後部にも座席は有りました。
階段を下って1階へ。
1階はこんな感じ。シートもしっかりしていて風もないので、船酔いが心配な場合は1階がよさそうです。
一方船の2階はこんな感じ。「爽快さ」を重視する場合は断然、屋根のない2階デッキがオススメです。
寝転んで出航を待つ人。
出航時刻の9時になり、ボートが港を離れました。
天候も良く、穏やかな海。
すぐにライフジャケットの使い方の説明が始まりました。なお、ライフジャケットはあくまで緊急時用で、使うことはありませんでした。
デナラウ島の高級リゾート・ヴィラを眺めつつ、海にでます。
30分とかからず島が見えてきました。
「サウスシーアイランド」は楽々歩いて島一周できそうな小さな島です。
島を撮影する人多数。船は近い島から順に巡航するので、マナ島など別の島に向かう人はそのまま待機します。
◆上陸
撮影に夢中になっていると、上陸用の船に乗り遅れてしまうという致命的ミス……。
ナイスガイのスタッフは「やれやれ、仕方ないな」と笑いつつ、別便を出してくれました。当然、貸し切り状態です。
「じゃあな!」と戻るナイスガイ。爆速だったため、他の乗客よりも早く上陸できるというおまけつきでした。
ということで、正規便が到着。
一同はとりあえず広場へ向かいます。
記念撮影する人
「みんな、はやく集まってー」
広場には、その日のスケジュールを書いた看板がありました。スケジュールは英語・中国語・韓国語・日本語で表記されています。
サウスシークルーズのスタッフが島の説明と、注意事項をユーモラスな「寸劇」で伝えてくれます。
合同ガイダンスが終わると自由行動OK。まずは、飲み物をゲットしに、建物へ。
ソフトドリンクやアルコールが飲み放題です。
コーヒーや紅茶などのホットドリンクもあり。
ドリンクをゲットしたので、くつろげる場所の確保へ。
ビーチには日よけつきのベンチシートが多数並んでいます。
ハンモックもあり。
目移りしつつも、ビーチの端のツリー付きのベンチを確保しました。
なお、島ではモバイル通信OK。digicelのプリペイドSIMカードで10Mbps以上の速度が出るくらい、快適なモバイル環境となっていました。
◆島をぐるっと探索
ビーチは波もなく本当に穏やか。とりあえず、施設を確認するため、島をぐるっと歩いてみることにしました。
ビーチバレーのコート。夕方には試合が開催されます。
これはスクーバダイビングのブース。
ライフジャケットがずらり。
ダイビングから女性が戻ってきました。どうやらガイドと1対1のファンダイブだったようです。
ダイビングができなくとも、無料でシュノーケルセットを借りられます。
ライフジャケットももちろん借りられます。
サウスシーアイランドは珊瑚が豊富で、シュノーケルでも熱帯魚を観察できました。
フィジーの離島「サウスシーアイランド」で熱帯魚&珊瑚をシュノーケルで堪能してみた - YouTube
海はちょっと……という子どもには、プールもあります。また、プールでシュノーケルを練習するのもOK。
小さな子どもを預けられる「キッズクラブ」や……
「マッサージルーム」もあり。
20分50フィジードル(約2500円)からというマッサージは、ビーチの目の前の特等席でした。
一番大きな建物の中に入ると……
カクテルを注文できるバーカウンターがありました。
太陽を避けてソファでのんびりくつろぐのもアリです。
なお、建物にはトイレも備わっていました。
建物の外ではお土産コーナーもありました。
美しいビーチの裏側は砂が粗く誰もいませんが、「無人島に一人ぼっち」気分を味わえるので、意外な穴場かも……。
ということで、島全体をドローンで観察するとこんな感じ。
【4K】フィジー・ナンディ至近の離島「サウスシーアイランド」をドローンで空中散歩してみた - YouTube
◆半潜水艇ツアー
「半潜水艇ツアー」が開催されるとのことなので、体験してみました。
島のすぐそばに浮かんでいる潜水艇にはボートで向かいます。
潜水艇までは3分の距離。
さっそく乗り込みます。
なお、潜水艇に乗り込む直前にバケツがあり、サンダルの砂を落とすのがルールになっていました。
中はこんな感じでかなりの狭さ。
ぎっしり詰まりました。
移動開始。
珊瑚のそばでは小さな魚が見られます。
シュノーケルほどはっきりとは珊瑚や魚を見られるわけではありませんが、まったく泳げない人でも安心して海の様子を観察できました。
20分ほどで島に戻ると……
二度目の歓迎セレモニーが行われました。
◆昼食
11時30分からはバーベキューランチがスタート。
プレートに好きな料理を取り分けるビュッフェ形式です。
焼きたての肉が提供されていました。
油断すると、とてつもない量の肉を盛ってくれるので注意。
太陽の下、小さな離島で食べるバーべキューの味は格別でした。
なお、途中でフィジアンが音楽を披露してくれます。
歌とダンスを目の前で見られる席がココ。
花を耳にかけた男性は……
写真撮影係。食事が終わると、フィジアンのたくましい男性たちと記念撮影会が行われていました。
◆のんびり、まったり
歩いて10分もあれば一周できる小さなサウスシーアイランドでは、日常とは違ってゆっくり時間が流れます。泳いだり探索したりせずに、のんびり海を眺めるのもアリ。
たまに小鳥もやってきます。
目をこらすと、遠くにフィジーのビチレブ島がうっすら見えます。空の玄関口のナンディ国際空港の目と鼻の先に、美しい海が広がっているというわけです。
浅瀬を探索する人たち。
パパとシュノーケルを楽しむ女の子。
カヌーではしゃぐ男の子。
木陰でかくれんぼ。
のんびり南国リゾート気分を堪能すると、身も心もリフレッシュできること受け合いです。
◆再びポートターミナルへ
予定より少し早く、4時45分頃に迎えの船がやってきました。
行きは真っ先に船を降りましたが、帰りは最後に船に乗り込みます。離島ツアーをフルに満喫したければ、マナ島など比較的遠くの島に行くのではなく、近い島に行くのはアリ。もちろん、遠くの島ほど海がキレイなのは間違いありませんが、滞在時間はトレードオフになることは頭に入れておくとよいかもしれません。
ポート・デナラウ・マリーナに帰ってきました。離島の余韻に浸っていたいところですが、ここは急いで船を降りるべき。
それは、帰りの送迎バスのため。バスは満席になると出発してしまうので、なるべく素早く港を出るのがポイントです。
今回訪れた離島「サウスシーアイランド」は、サウスシークルーズが行っている1日クルーズツアーが209フィジードル(約1万1000円)で、ツアー料金にはバスでのホテル近くからの送迎、シュノーケルレンタル、半潜水艇ツアー、バーベキューランチがすべて含まれていました。
サウスシー島 日帰りクルーズ South Sea Island
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