IBMが「心を読んでコーヒーを届けるドローン」の特許を取得
ドローンにコーヒーなどの飲み物をつり下げて飛ばし、手をあげた人や眠そうな表情を浮かべている人に届けることを可能にするシステムの特許が認められました。
IBM's Barista Drone Patent Brings Biometric Sensors and Auctions to Coffee | Inverse
https://www.inverse.com/article/48348-ibm-coffee-drone-barista-patent
この特許はIBMが2015年12月22日に出願していたもので、約2年半後の2018年8月7日に認められました。特許技術の名称は「Drone Delivery of Coffee Based on a Cognitive State of an Indivudual(個人の認知状態に基づくコーヒー配達)」というものです。
Patent Images
コーヒー配達ドローン(Fig.1)は、以下の図のように機体の下に容器をつり下げ、その中にコーヒーが入ったカップを収めて飛行。機体にはカメラなどで人のジェスチャーや表情を読み取ることが可能な制御装置(Fig.2)が搭載されます。コーヒーはホルダー(230)に固定されるほか、水漏れ防止の容器(242)をワイヤー類(244)でつり下げて運ぶ方法が考えられており、カッター(250、254)でワイヤーを切断するか、リール(252)で上下させて手渡すようになっています。
このドローンはコーヒーに限らず、カフェイン入りのドリンクを届けることで人を活気づけようという狙いで考案されています。機体に搭載されているカメラで何らかのジェスチャーをする人(400A)のしぐさを確認してドリンクを届けるほか、複数のドローン(200A~C)が飛んでいても、ジェスチャーを行った人(400C)の最寄りにいるドローン(200C)がその人のところに向かうように制御するシステムが考えられています。
さらに、ジェスチャーだけでなく活動レベルが落ちている人をドローンが感知してコーヒーを届け、活気づけるという用途も。機体のカメラが眠気に襲われている人(400)を見つけると、自動でその人のところにカフェイン入りのドリンクを運ぶようにすることが可能とされています。
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in メモ, ハードウェア, Posted by darkhorse_log
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