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仮想空間でのバーチャルセックス「テレディルドニクス」関連特許が失効しスマートセックス玩具業界に新たな波

by Joey Nicotra

遠距離恋愛をする恋人同士が実際に会うことなくバーチャルに性行為を楽しむことを「テレディルドニクス」と呼びます。そんなテレディルドニクスに関する特許はいわゆる「パテント・トロール」が所有していたのですが、これが期限切れを迎えたため、今後、アメリカではセックス玩具関連の訴訟が大幅に減ることとなり、より幅広いメーカーから自由なスマートセックス玩具が登場することが見込まれます。

Cybersex toy industry heats up as infamous “teledildonics” patent climaxes | Ars Technica
https://arstechnica.com/tech-policy/2018/08/cybersex-toy-industry-heats-up-as-infamous-teledildonics-patent-climaxes/

2018年8月17日(金)、アメリカ特許商標庁に20年間保管されてきた特許番号「US6368268B1」が失効しました。これはテレディルドニクスに関する特許であり、アメリカ・カリフォルニア州のTZU Technologiesが保有し、2015年以降で10度にわたり特許侵害で複数のメーカーを相手に訴訟を起こしてきました。TZU Technologiesがテレディルドニクスに関する特許侵害で起こしてきた訴訟は、これまですべて示談で終わっており、そのためにメーカー側は金銭を支払う必要性に迫られてきたそうです。

特許は1998年に3人の男性により提出されたもので、「対話型仮想性刺激システム」と名付けられています。


しかし、この特許が失効したことで、今後、スマートセックス玩具が大いに盛り上がる可能性があります。


セックス玩具に関する専門知識を持つ知的財産弁護士のマキシン・リン氏は、「セックステクノロジー市場は需要が爆発的に高まっており、業界企業が今後より多くの資金を投入するようになるでしょう」と、今後のスマートセックス玩具市場の盛り上がりを予測しています。

さらに、電子フロンティア財団(EFF)のダニエル・ネザー弁護士も特許期間の満了について拍手を送っており、「(今回の例は)過剰な特許がどのようにイノベーションを失わせるかについての典型的な例です。性関連の技術や成人向け製品に対する社会的な見方が変わらない限りイノベーションが急加速するということはないだろうが、少なくともこの分野の新興企業がTZU Technologiesのようなパテントトロールからすぐに訴訟を起こされるということはなくなるでしょう」とコメントしています。

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in メモ,   Posted by logu_ii

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