レビュー

PCの中で自作PCを組み立てられるシミュレーションゲーム「PC Building Simulator」で実際にPCをいじってみました


PC上の仮想空間でパーツを組み立てて自作PCを組み上げることができるシミュレーションゲーム「PC Bulding Simulator」が2018年3月27日(火)に登場しました。多くのPCパーツメーカーが協賛しているおかげで、実在するPCパーツも多数登場するこのゲームを、修理の仕事をこなしていく「キャリアモード」を中心に遊んでみました。

Home - PC Building Simulator
https://www.pcbuildingsim.com/


Steam で 10% オフ:PC Building Simulator
http://store.steampowered.com/app/621060/PC_Building_Simulator/


PC Building Simulatorがどういうゲームなのかは、以下の公式トレイラームービーを見るとよく分かります。

PC Building Simulator Launch Trailer - YouTube


PC Building Simulatorを起動するとこんな感じ。モードには1人でPC修理の仕事をこなしていくキャリアモード、自作PCの基礎を学べる「How to Builad a PC」モード、そして自分の好きなパーツを好きなだけ組みあげることができる「Free Build」モードの3つが用意されています。今回はキャリアモードをプレイするべく、New Gameをクリックします。


スタート直後、プレイヤーはPCを組み立てる工房となる部屋に立っています。マウスを動かすと視点が変わり、キーボードのW・Sで前後移動、A・Dで左右移動が可能です。半透明の椅子と机は、修理をこなして経験値をためると、レベルがあがって使えるようになります。


部屋の入り口のすぐ右にあるPCにカーソルを合わせてクリックすることで、モニターをチェックできます。


メールソフトをクリックすると、叔父から「PC修理会社を立ち上げたもののうまくいっていないが、たぶんお前ならうまくやれるだろう」と、業務を丸投げするメールが届いていました。同時に届いていた仕事のメールもチェックすると、「PCの動作があまりにも遅く、ウィルスチェックをしてほしい」とのこと。


廊下には、客が送りつけたと思われるPCが置かれていました。カーソルを合わせて右クリックすると抱えることができます。


そのまま部屋の中の机の上にPCを置きます。


まずはPCにモニター用のHDMIケーブルや電源ケーブルをつながなければなりません。ケーブルをつなぐには下にある「CABLE」をクリックし、つなぎたいケーブルの端子を選んでから、差込口を選択します。


ケーブルを全てつないだら、今度はウィルススキャンソフトをインストールするためのUSBドライブを用意します。下にある「INSTALL」をクリックすると、道具や各種パーツを取り出すことができます。


インベントリが表示されるので、「USB Drive」をクリックします。


USBドライブは背面のUSBに差し込みます。


ESCを押すとPCから離れます。中央に表示されるカーソルをPCに合わせ、キーボードのPを押すと、PCが起動します。


オペレーティングシステム(OS)はWindowsやLinuxなどの実在のものではなく、Omega OSという架空のOSとなっています。左上の「Add/Remove Programs」をクリックし、「Virus Scanner」をダブルクリックします。


ウィルススキャンソフトがインストールされて……


「今すぐ再起動しますか?」と尋ねられるので「Yes」をクリック。アプリケーションをインストールするたびに再起動を求められるという部分に自作PCシミュレーションゲームとしての細かさを感じます。


PCを再起動したら……


右上にVirus Scannerのアイコンが表示されているので、これをダブルクリックして起動し、「Start Scanning」をクリック。


数秒でウィルススキャンが終了。感染しているファイルが395個見つかったとのことで、あわてず「Clean Files」をクリック。


感染されたファイルが削除されます。これでこのPCも問題なく客の元に返却することができます。


修理が終わったら、まずは右クリックでPCを抱えて廊下に置きます。


客の依頼通りPCを修理・カスタマイズすると、業務依頼メールの右下に「Collect」というボタンが出現します。このボタンをクリックすると晴れて仕事完了となり、報酬をゲットできます。


キャリアモードでは、仕事依頼のメールは矢継ぎ早に届くので、その都度PCを直しまくったりカスタマイズしまくったりして、金を稼ぐという流れです。毎月家賃や光熱費がきっちり引かれていくため、ゆっくりと仕事していると破産してしまうので注意が必要です。


スケジュールも考えながら、破産しないように仕事をどんどん請け負ってこなしていかなければなりません。



仕事の内容はさまざまで、例えば以下の画像のPCは「『The Sailing Simulator』っていうゲームの推奨スペックを超えるPCにカスタマイズしてほしい」という依頼で送りつけられたものです。


「PCの調子がどうも良くないんだ」という客のPCは、CPUのグリスが乾いていたので、CPUクーラーを外して塗り直す必要がありました。


以下の画像は「メモリを増設してほしい」ということで客から預かったPCです。PCケースのサイドパネルが透けて中身が見えるのですが、何やら嫌な予感がしたので、ケースを開けて中を見てみることにしました。


ネジを外し、サイドパネルを開けてみると……


CPUクーラー・グラフィックボード・マザーボードに至るまでホコリに覆われて真っ白になっていました。


インベントリからエアダスターを選択し、ホコリに覆われている部分をクリック長押しすることできれいにできます。


ホコリを全て除去してすっかりキレイになったので、今度はメモリの交換です。自作PCシミュレーションゲームなので、固定用の爪をクリックして解除しなければ、メモリを外すことができないという部分がしっかり再現されています。


爪を外したらメモリを外します。


インベントリの「Memory」から、8GBのメモリを選択します


メモリスロットに8GBのメモリを差し込めばOK。今回は4GBのメモリから8GBのメモリに換装しましたが、もちろん4GBのメモリを購入して2枚挿入することで8GBに増設するというやり方もありです。交換して余ったパーツは、故障していない限り、他の客に使い回したり、自分のPCに使ったりすることも可能です。


メモリを交換したあとは、客の要望通り3Dベンチマークも行います。ゲーム中で使う「3DMark」は実在するベンチマークソフトです。


ベンチマークのスコアが表示されたら、任務完了です。PCをシャットダウンし、廊下に置いて、客に任務完了のメールを送ればOK。依頼をこなしていくと、抽象的な依頼や面倒な作業を要求する仕事が増えていきます。


修理やカスタマイズに必要なパーツは「SHOP」というアプリから購入することができます。


並んでいるパーツはフィクションのものだけではありません。例えば「Grafics Cards」の欄を見てみると、「MSI GeForce GTX 1050Ti GAMING 4G」など実在のメーカーのパーツもずらりと並んでいます。


それもそのはずで、このPC Building Simulatorは、ArcticやCooler MasterGIGABYTEMSIなど、実在のPCメーカーが協賛しています。さらに、以下の画像には掲載されていませんが、CPUブランド「Ryzen」やGPUブランド「Radeon」でも知られる半導体メーカーAMDも協賛メーカーに加わっているとのこと。


なお、「Free Build」モードでは、PCケース・電源・マザーボード・グラフィックボード・HDD/SDD・RAMが全て自由に選んで組めるようになっていて、ケースやマザーボードに仕込まれたLEDの色も変更することが可能になっています。光学ドライブや他拡張ボードなどはまだ実装されていないので完全とはいえませんが、CPUソケットやサイズなどの規格や電源の容量など、初心者がうっかり間違えてしまいがちなポイントを無視してPCが組み上がらないようになっているため、本格的に自作PCに手を出してみたいという人にとっては、購入前のシミュレーションとして実際に利用することも、今後のアップデートによっては期待できます。


「PC Bulding Simulator」は、丁寧なチュートリアルや「How to Build a PC」モードのおかげで、自作PCをやったことがない人でもパズル感覚でPCを仮想的に組み立てる点が魅力的です。キャリアモードは、「この仕事はもう少し代金をもらってもいいのでは」と感じられるバランスの悪さも少し感じられましたが、依頼内容の把握・所持金の管理・スケジューリングなども考えてPCを修理していくという内容は、シンプルながらもつい長く遊んでしまうような魅力があります。

「PC Bulding Simulator」は、2018年3月時点では早期アクセス版ということで、ゲーム内でできることがまだ限られていますが、将来的には水冷式への換装・オーバークロックなど、自作PCならではの作業も追加予定で、日本語にも対応する予定があるとのことです。

「PC Bulding Simulator」はSteamで取り扱われていて、税込2050円で入手可能となっていますが、記事作成時点では早期アクセス版配信記念として、2018年4月4日(水)までは税込1845円でゲットすることが可能です。

Steam で 10% オフ:PC Building Simulator

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in レビュー,   ソフトウェア,   ハードウェア,   ゲーム, Posted by log1i_yk