AMDのハイエンドCPU「Ryzen Threadripper」搭載PCが解禁、発売&予約受付け状況はこんな感じ
AMDのハイエンドデスクトップ(HEDT)PC向けのCPU「Ryzen Threadripper」を搭載したPCが2017年7月27日に解禁されました。DELLやアメリカのBTOメーカーを中心に、早くもRyzen Threadripper搭載PCが発売されています。
AMD Ryzen Threadripper X399 HEDT Systems Can Now Be Purchased
http://wccftech.com/amd-ryzen-threadripper-x399-hedt-systems-available/
◆DELL Alienware
早くからRyzen Threadripper対応のPCのリリースを発表してきたDELLは、「Alienware Area-51 Threadripper Edition」をどどーんと発表しています。
Search | Dell United States
http://www.dell.com/en-us/search?q=threadripper
Ryzen Threadripper対応モデルは、おむすび型のPCケースを採用する「Area-51」シリーズとして登場します。
もちろん個別にカスタマイズ可能ですが、「Ryzen Threadripper 1950X」「DDR4 2667MHz 8GB」「NVIDIA GeForce GTX 1060(6GB)」を搭載する基本モデルが2999ドル(約33万3000円)となっています。ただし、すべてのAlienware Area-51 Threadripper Editionが「注文から25日~29日で出荷」と到着まで時間がかかる点には注意が必要です。
◆Cyberpower PC
アメリカのゲーミングPCを得意とする「Cyberpower PC」もRyzen Threadripperモデルを発表しています。
AMD Ryzen Threadripper
https://www.cyberpowerpc.com/page/AMD/Ryzen-Threadripper/
「Ryzen Threadripper 1920X」「DDR4 3000MHz 8GB」「NVIDIA GeForce GTX 1050Ti」搭載の基本モデルが1699ドル(約18万8000円)で、「Ryzen Threadripper 1950X」「DDR4 3000MHz 16GB」「NVIDIA GeForce GTX 1080Ti」搭載のハイエンドモデルが2999ドル(約33万3000円)となっています。
グラフィックボード2枚のSLI構成も注文可能。
◆CybertronPC
アメリカの老舗BTOメーカーCybertronPCもRyzen Threadripper対応を発表済み。ただし、画像のリンク先はIntelマシンで、記事作成時点ではRyzen Threadripperマシンは準備中でした。
https://clx.cybertronpc.com/pages/Threadripper
◆iBUYPOWER
ゲーミングPCに特化したPCカスタマイズメーカーiBUYPOWERもRyzen Threadripper対応PCの予約を受付中。
amd-threadripper: iBUYPOWER Gaming PC
https://www.ibuypower.com/Product/LandingPage/AMD-Threadripper
「Ryzen Threadripper 1920X」「DDR4 3000MHz 16GB」「NVIDIA GeForce GTX 1070」の基本モデルが2575ドル(約28万6000円)、「Ryzen Threadripper 1950X」「DDR4 3000MHz 64GB」「NVIDIA GeForce GTX 1080Ti」搭載のハイエンドモデルが4179ドル(約46万4000円)となっています。
◆MAINGEAR
日本への発送にも対応しているBTOメーカーMAINGEARもRyzen Threadripper対応マシンの予約を受付中。
MAINGEAR PC | AMD THREADRIPPER PREORDER
https://www.maingear.com/promotions/amd/threadripper.php
「Ryzen Threadripper 1950X」「DDR4 3000MHz 64GB」「NVIDIA GeForce GTX 1080」の「THE R1 RAZER」と「Ryzen Threadripper 1950X」「DDR4 3000MHz 64GB」「NVIDIA GeForce GTX 1080Ti」の「THE RASH」の2つのモデルは、それぞれ4750ドル(約52万7000円)、5949ドル(約66万円)でハードチューブの水冷マシンの受注生産も可能だとのこと。
◆Origin PC
元DELLの技術者が立ち上げた老舗のゲーミングPCメーカーOrigin PCも、すでにRyzen Threadripper対応のX399チップセットマザーボードがBTOで選択できます。
AMD Ryzen Threadripper | ORIGIN PC
https://www.originpc.com/landing/2017/amd-ryzen-threadripper/
ミドルタワーの「MILLENNIUM」とフルタワーの「GENESIS」が選べる模様。
◆Velocity Micro
アメリカのゲーミングPC専門のBTO・Velocity Microも、Ryzen Threadripper搭載PCの予約を受付中。
Buy AMD Ryzen PC @ Velocity Micro
http://www.velocitymicro.com/buy-amd-threadripper.php
◆Digital Razor
ロシアのBTOメーカーDigital RazorもRyzen Threadripper対応PCの予約を受け付けています。
Процессор Ryzen™ Threadripper™ в конфигураторах DigitalRazor
https://digital-razor.ru/promo/threadripper/
なお、記事作成時点では日本国内のBTOメーカーからは、Ryzen Threadripper対応PCのアナウンスはありませんでした。
・おまけ
BTOメーカーへ解禁されたRyzen Threadripperは、自作PC向けCPUが2017年8月10日に発売されます。すでにパッケージデザインはリサ・スーCEOによって公開済み。大きさもさることながらユニークな形状になることが確定しています。
Getting ready to ship @AMDRyzen #Threadripper... super excited! More details on @Radeon Vega and Threadripper at #SIGGRAPH2017. pic.twitter.com/gZdazFmkdE
— Lisa Su (@LisaSu) 2017年7月24日
また、der8auer氏によってRyzen Threadripperのヒートスプレッダを剥がす「殻割り」のムービーが公開されています。
RYZEN THREADRIPPER DELIDDING (en) - YouTube
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