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わずか数十cmの間隔で編隊飛行するブルーエンジェルスのムービーが「最高にクレイジー」と賛辞を送るレベルで凄い


アメリカ海軍に所属するアクロバット飛行チーム「ブルーエンジェルス」は、軍用機「F/A-18 "ホーネット"」を使った世界でも屈指の華麗な編隊飛行を見せることで知られています。そんな「ブルーズ」が見せる2機の翼同士がもう少しで触れてしまうほど接近したアクロバット飛行の様子を至近距離から撮影したムービーが公開されています。

This Cockpit Video Of The Blue Angels Flying Just Inches Apart In Formation Is Nuts - The Drive
http://www.thedrive.com/the-war-zone/19149/this-cockpit-video-of-the-blue-angels-flying-just-inches-apart-in-formation-is-nuts

この映像は、かつてカナダのアクロバットチーム「スノーバーズ」に所属し、退任後はYouTubeチャンネル「Match Productions」でアクロバット飛行を中心に数々の飛行機系映像を制作しているマツィエイ"マッチ"ハッタさんが公開したもの。その映像はなぜかYouTubeではなく、まずはTwitter上で公開されています。


2機のF/A-18が機体をバンクさせながら、接触スレスレのところで見事な編隊飛行。ムービーを見てもらうとわかりますが、思わず「当たる!」と口に出てしまうほどの距離を保ちながら、旋回飛行する技術はまさに世界最高クラスといえそう。


よく見れば、2機の他にもさらに向こう側にもう1機が飛んでおり、撮影している機体と合わせて4機のF/A-18がひし形に並ぶ「ダイヤモンド編隊」を作っていることがわかります。この映像は、2018年3月10日にカリフォルニア州エル・セントロで開幕したブルーエンジェルスの2018年シーズン最初のショーで撮影されたものとのこと。


ムービーの最後には、後席に座って撮影していたハッタさんがポーズ。このダイヤモンド編隊の一番後ろにつく機体は「スロット」と呼ばれ、編隊の様子をもっともうまく撮影できることから、よくカメラマンが同乗しての撮影に使われることもあるそうです。


在日米軍司令部の公式Twitterによると、ブルーエンジェルスの編隊飛行で一番近づく時には隣の機体と18インチ(約45cm)にまで近づくとのこと。しかし今回のものは45cm以下にまで近寄っていたようにも見えます。


ブルーエンジェルスは「大衆の海軍航空兵力への関心を維持しておく事」を目的に1946年に設立され、全米各地を巡ってアクロバット飛行ショーを行っています。高い操縦技術を誇るチームですが、2016年には訓練中の離陸直後に何らかの理由で墜落し、パイロットが死亡する事故が起こっています。

米アクロバット飛行チーム、相次ぎ墜落、1人死亡   サンダーバーズとブルーエンジェルス - 読んで見フォト - 産経フォト
http://www.sankei.com/photo/story/news/160603/sty1606030003-n1.html

それでもダイナミックなブルーエンジェルスのショーは多くの人気を集めています。以下のムービーは、ビーチで開催中のAirショーの際に、サプライズで低空飛行した機体が巻き起こした気流によってテントや椅子が巻き上げられるというハプニングの様子。普段ならあり得ない光景に観客の多くが歓声を上げて楽しんでいる様子がわかります。

Blue Angels Fly By - YouTube

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in 乗り物,   動画, Posted by darkhorse_log

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