「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」冒頭のドレッドノートvs爆撃機部隊のシーンはどのようにして作られたのか
2017年に公開された「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の冒頭に、ファースト・オーダーの大艦隊に対してレジスタンスの爆撃機部隊が決死の攻撃を仕掛けるシーンがあります。作中でも随一の大爆発が起きるこのシーンはどのように作られたのか、VFXを担当したILMが、YouTubeでその制作過程を公開しています。
Behind the Magic - Star Wars: The Last Jedi - Bombing Run - YouTube
隊列を組み前進するレジスタンスの爆撃機部隊。
その間をちょこまかと飛び回るXウイングと、Xウイングを追い回すTIEファイター。これはレイアウトを示したもので……
本映像だとこんな感じに。
爆撃機部隊の護衛にはAウイング戦闘機も動員されています。そのAウイングはこのようにセットが作られて撮影されました。
このように撮影された素材が……
レイアウトで作られたAウイングのコックピット部分と合成されます。
機体のディテールを追加し……
Aウイングにズームインした映像が完成。
爆撃を受け、大きな火柱を上げるファースト・オーダー・ドレッドノート。
最終的にはこのような爆発になりますが……
まずは損壊する艦の外壁や飛び散るパーツを作成。
そこに黒煙が重ねられ……
色を差すと、とたんに爆発っぽくなりました。
さらに明るさ等を調整。映像はかなりクリアな状態です。
最後に、爆発に伴う細かい白煙を追加。
こちらは格納庫に戻ってきたXウイングのシーンを撮影するために作られた、機体のセット。
再出撃のためにポー・ダメロンが機体に駆け寄ろうとするシーンなので、グリーンバックの部分は船の格納庫の背景に。
しかし、ポーが機体に取り付く前に爆発が発生。
この1シーンは、機体後方の爆発やポー、BB-8など、十数枚のレイヤーで作られていて……
1枚に統合することで生み出されていました。
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