「iPhone Xの抱える問題点」をAppleの創業者スティーブ・ウォズニアックが指摘

by Melvin Thambi

11万2800円からというこれまでにない高価格の値付けのせいで2018年後半で生産が終了する可能性まで浮上しているiPhone Xですが、その問題点をAppleの共同創業者のひとりであるスティーブ・ウォズニアック氏が語っています。

Steve Wozniak explains one big problem he has with the iPhone X | 9to5Mac
https://9to5mac.com/2018/01/31/steve-wozniak-cricizes-iphone-x/

Appleの社員番号1の社員証を持っており、新製品が登場した際にはわざわざ列に並んでまでゲットすることで知られているスティーブ・ウォズニアック氏ですが、2017年10月に登場したiPhone Xに対しては、「iPhone Xは発売日に買わない初めてのiPhoneになる」と発言し、ちょっとした話題を呼びました。

ウォズニアック氏はiPhone Xを発売日に購入しないと発言した際、「僕はもうすでにiPhone 8を持っていてハッピーだから。ただ、僕にとってiPhone 8はiPhone 7と同じでiPhone 6とも同じかもしれないんだけどね」とコメントしていました。

Apple共同創業者のスティーブ・ウォズニアックが「iPhone Xは発売日に買わない初めてのiPhoneになる」と発言 - GIGAZINE


発売当初は「iPhone Xは1年で完全に見違える」とAppleのチーフ・デザイン・オフィサーを務めるジョナサン・アイブがコメントしたり、世界各地での需要が想像以上のものだったためAppleが「ぶっちぎり」とコメントを出したりと、iPhone登場10周年を記念する端末としてふさわしい未来が待っているものと思われていました。

しかし、製品評価雑誌のコンシューマー・レポートからiPhone 8/8Pよりも低く評価されたり、「謎の緑の縦線」が表示される初期不良が報告されたりとイマイチ波に乗りきれず、2017年末にはAppleが古いiPhoneの性能を意図的に落としていることが明らかになり、iPhone Xどころではない事態に突入していました。

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そんな中、結局発売日にはiPhone Xを購入しなかったものの、Appleのティム・クックCEOからiPhone Xをプレゼントされたというウォズニアック氏が、「iPhone Xが抱える問題点」を公の場で指摘しました。

スウェーデンのストックホルムで開催されたNordic Business Forum 2018で講演を開いたウォズニアック氏は、「コンピューターや機械がユーザーを欺く瞬間」にひどく怒りを感じると語っており、その例としてiPhone Xを挙げたそうです。

iPhone Xはホームボタンがないため側面にあるサイドボタンに多くの機能を割り振っています。これについてウォズニアック氏は、「シンプルでわかりやすいものが好き」であるという自身の評価基準を挙げてから、「側面のサイドボタンは素早く1度押すのと、素早く2度押すのと、素早く3度押すのでは異なる動作をします」と語り、iPhone Xではこの「シンプルさ」や「わかりやすさ」といった要素が損なわれていると指摘しています。

また、「音量調節ボタンとサイドボタンを一緒に押したり、サイドボタンを長押ししたりしても、別のアクションが起きます。これはまさにうーっ!といった感じ」と、押し方次第でさまざまな機能が使えるようになってしまったサイドボタンに歯がゆい思いをしていることを明かしています。


Apple関連メディアである9to5Macの記者も、「新しいボタンの組み合わせに慣れるのに数か月かかった」と語っており、確かにiPhone Xはホームボタンをなくしたことにより、サイドボタンに多くの役割を押し付ける形となっており、ウォズニアック氏の言い分もiPhone Xユーザーならわかるはずです。


また、従来のiPhoneは電源を切る際は側面のサイドボタンを長押しするだけでOKですが、iPhone Xではサイドボタンと音量調節ボタンを同時に押ししなければいけなくなっており、電源を切ろうと思ったらSiriが起動してしまった……という経験をした人もいるはず。


従来のiPhoneとiPhone Xとでサイドボタンの使い方が微妙に異なることをウォズニアック氏はiPhone Xの問題点としてあげているわけですが、Twitterなどで調べてみると同じように操作方法に違和感を覚えている人は少なくないことがよくわかります。

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