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イカサマ推奨だがバレると手錠で物理的に拘束される新作モノポリー「Monopoly Cheater’s Edition」が今秋登場予定

by Mike Mozart

すごろくの要領でサイコロを振ってコマを動かし、土地・不動産・鉄道を購入して資産を稼ぐ人気ボードゲーム「モノポリー」の新作として、メーカーのハズブローがプレイヤーの不正行為を推奨するような「Monopoly Cheater's Edition」を今秋に発売すると発表しました。

Monopoly will release cheaters edition of board game this fall - INSIDER
http://www.thisisinsider.com/monopoly-cheaters-edition-2018-1


モノポリーで勝利するためには、他のプレイヤーよりも資産を稼ぐか、もしくは他のプレイヤーを全て破産させる必要があります。そのため、モノポリーではゲーム内紙幣やさまざまなカードが頻繁にやり取りされます。モノポリーを製造・販売する玩具メーカーのハズブローは2000人のボードゲームプレイヤーを対象に調査を行い、「銀行からお金を盗む」「他人の土地にコマが止まったのにごまかしてお金を払わない」「家やホテルをこっそり増やす」「自分に有利なローカルルールを強引に押し通す」など、プレイヤーの約半数がモノポリーで不正行為を働いたことがあると明らかにしています。

by Jonathan Lin

こうしたプレイヤーの不正行為に対抗するべく、ハズブローはICカードとATMを導入することで紙幣・資産カードなど物理アイテムを排除した「Monopoly Game:Ultimate Banking Edition」を過去にリリースしています。

Amazon | Monopoly Game: Ultimate Banking Edition | すごろく | おもちゃ


一方、今回発表された「Monopoly Cheater's Edition」は不正行為をできないようにデザインしているのではなく、Cheater(ペテン師)向けとうたわれている通り、むしろゲームプレイ中に不正行為を積極的にするように促すデザインとなっています。パッケージには「捕まると手錠をかけられます!」というメッセージと共に手錠がアピールされていますが、この手錠は飾りではなく、ゲーム内で使用するアイテムです。


「Monopoly Cheater's Edition」には、通常のモノポリーにも収録されている「共同基金カード」と「チャンスカード」に加えて、15枚の「チートカード」が追加されています。5枚のチートカードがボードの中央に配置され、プレイヤーはモノポリーを普段通りにプレイしながら、チートカードに書かれている不正行為を他のプレイヤーに見つからないようにこっそりと行うことが可能です。


チートカードに書かれている不正行為は「刑務所からこっそり脱獄する」「自分の手番で、自分のコマの代わりに他人のコマを動かす」「他プレイヤーへの支払いをちょろまかす」「他プレイヤーのレンタル料を自分のものとして回収する」など。誰にも気付かれずイカサマに成功した場合は無料でお金や不動産をゲットすることが可能です。ただし誰かに気付かれてしまった場合はペナルティを支払わなければならず、さらにコマが刑務所へ送られ、ボードにつながっている手錠によってプレイヤー自身も物理的に拘束されてしまいます。


さらにボードは「チーターによってハッキング被害を受けている」という設定で、「Cheater's Edition」では一部の土地や不動産の価格が改ざんされているのも、通常のモノポリーと違う点とのこと。ハズブローのJonathan Berkowitz専務は「不正行為を働くようなプレイヤーを積極的にゲームに参加させることで、私たちは不誠実なファンたちを受け入れようとついに決意しました。この卑劣でひねくれたゲームに対してモノポリーのファンがどういう反応を見せるのかが楽しみです」と語っています。


なお「Monopoly Cheater's Edition」は19ドル99セント(約2200円)で、今年の秋にアメリカで発売される予定とのこと。日本での発売は記事作成時点では未定です。

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in ゲーム,   デザイン, Posted by log1i_yk