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「ウェブはGoogleではないし、Googleだけがウェブではない」と開発者グループがGoogleのAMPによるトラフィック独占を懸念

by :D

Googleは2015年10月からモバイルインターネットの高速化を目指した「AMP(Accelerated Mobile Pages)」プロジェクトを推進しています。しかし、高速化のために作られるAMP対応ページはオリジナルのページとは違ってGoogleドメイン下にあり、Googleによるウェブの独占を推し進めるものであると、開発者グループが英語・フランス語・スペイン語・日本語の4カ国語で「Google AMPに関する手紙(AMP Letter)」を発表し、懸念を表明しています。

Google AMPに関する手紙
http://ampletter.org/


開発者たちは、AMPというフォーマット自体は認めているものの、すでに数十億人のユーザーを抱えているGoogleが、AMPによってさらにトラフィックをGoogleドメイン内に集めて、「Googleがすべてのコンテンツのプラットフォームである」という地位を固めている点を懸念しています。

実際に、Googleは他のコンテンツよりもAMP対応ページを優先表示し、ニュースコンテンツではほかの検索結果よりもAMP対応ページのほうが上位に来るようにしています。AMP対応ページは前述のようにオリジナルのページとは違ってGoogleドメイン下にあるため、ユーザーは無意識に「Googleエコシステム」内にとどまる仕組みになっています。

by Christoph Meyer

開発者たちはGoogleに対して、AMPの目標が「ウェブにおけるユーザー体験の向上」にあるのであれば、検索結果でAMPを優遇せず、中立的なパフォーマンス評価によって、同等の内容であると考えられるページに同じ待遇を与えるべきだと提案。

また、現状のAMP対応ページの仕様では、ユーザーは「Googleのコンテンツの一部を見ている」と自覚することなくGoogleドメイン下のページを見ることになるため、Googleを見ていることが明示的にわかるとき以外は第三者コンテンツをGoogleのページ内に表示しないで欲しいと要望を出しました。

高速なブラウジングを実現するAMPという仕組み自体には「拍手喝采」という開発者たちですが、「ウェブはGoogleではなく、Googleだけであってはなりません」と、強い言葉で手紙を締めくくっています。

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