iPhone Xを分解した気分が味わえる壁紙登場、ベゼルレスの大画面に進化して迫力マシマシ
5.8インチの大画面やセンサーてんこ盛りでインカメラを大幅に進化させた「TrueDepthカメラ」を搭載し、ワイヤレス充電に対応、端末のフレームにはiPhoneシリーズでは久しぶりのステンレススチールを採用するなど、まさに全身プレミアムなiPhoneが「iPhone X」です。そんなiPhone Xの中身がどうなっているのかをiFixitがバラバラに分解して明らかにしており、そこからiFixitならではな壁紙を公開しています。
iPhone X Teardown - iFixit
https://www.ifixit.com/Teardown/iPhone+X+Teardown/98975
Show Off the Inside of Your iPhone X with These Wallpapers | iFixit
https://ifixit.org/blog/9419/iphone-x-wallpapers-internals/
iPhone Xをバラバラに分解すると、さまざまな特徴が見られます。例えばバッテリーは2つのバッテリーセルがL字型に配置されています。本体サイズの大きなiPhone 8 Plusのバッテリー容量は2691mAhですが、iPhone Xは2つの別々のバッテリーを巧みにレイアウトすることで、小型でありながらバッテリー容量を2716mAhに増量することに成功しています。
心臓部のA11 Bionicチップを搭載するロジックボードは、「前例のないレベルの小型化」に成功しています。iPhone XのロジックボードはiPhone 8および8 Plusと比べても大きな変更が加えられており、コネクターとコンポーネントの密度はこれまでにないレベル。iPhone Xでは省スペース化のために2枚のロジックボードを重ねてはんだ付けにしており、これによりiPhone 8 Plusのロジックボードと比べると70%のサイズしかないそうです。さらに、重ねてあるロジックボードをバラバラにすると、総面積はiPhone 8 Plusのものよりも35%も大きくなるそうです。省スペース化によりiPhone Xはロジックボードレベルでの修理が困難になるという欠点を抱えることとなっていますが、4.7インチiPhoneとほぼ同等のサイズに5.5インチiPhoneをしのぐスペックを詰め込むための必要な犠牲であったとも取れます。
そして、アニ文字や顔認証機能のFace IDを実現するのに欠かせない「TrueDepthカメラ」周りのコンポーネント。ここには赤外線カメラ・投光イルミネイター・近接センサー・環境光センサー・スピーカー・マイクロフォン・フロントカメラ・ドットプロジェクターが配置されています。
内部構造にも新しいアイデアがたっぷり詰め込まれているiPhone Xですが、これを分解して持ち歩いているかのような気持ちになれる壁紙をiFixitが公開しています。iPhone Xの5.8インチディスプレイでこの壁紙を見ると、まるでディスプレイをパカリと取り外したかのような見た目になり、iPhone 5s・5cなどと比べてもより迫力があります。
以下の画像は通常版の壁紙。フルサイズの壁紙用画像はここからダウンロード可能です。
X線スキャン版の壁紙も用意されており、中央のワイヤレス充電用コンポーネントなどが見えるのが特徴です。フルサイズの壁紙用画像はここからダウンロード可能です。
実際にiPhone Xの壁紙に設定してみるとこんな感じ。画面上に時計や各種アイコンが表示されている通りディスプレイに表示されたものなのですが、パッと見は完全に中身が丸見えなiPhone Xなので、周囲をハッと驚かすこともできそうです。
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