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Googleマップで生命存在の可能性があるエウロパやエンケラドゥスが探索可能に、役目を終えた土星探査機「カッシーニ」の写真を使用


2017年7月にGoogleストリートビューがついに宇宙に進出し、国際宇宙ステーション(ISS)などが探索可能になりました。そして現地時間の2017年10月16日(月)、Googleが新たに宇宙写真を追加し、水星・金星のほか、さまざまな衛星などが探索できるようになっています。

Space out with planets in Google Maps
https://www.blog.google/products/maps/space-out-planets-google-maps/

Google Maps now lets you explore more than a dozen planets and moons - The Verge
https://www.theverge.com/2017/10/17/16489360/google-maps-cassini-enceladus-venus-pluto-space-images

Googleマップで宇宙を探索するには以下のページにアクセス。

Google マップ
https://www.google.com/maps/@0,-95.677068,22963938m/data=!3m1!1e3

Googleマップの宇宙探索は、まず地球が現れるところから始まります。


画面左には探索できる星のリスト。これまで公開されていた月・火星・ISSなどのほか、今回新たに、水星や金星、木星の第1衛星であるイオ、第2衛星エウロパ、第3衛星ガニメデや、準惑星ケレスなどが加わりました。


また、日本時間で2017年9月15日の19時30分ごろ、NASAやESA(欧州宇宙機関)などが運用してきた土星探査機「カッシーニ」が土星の大気圏に突入し、猛スピードによる高熱と高圧のために燃え尽きてその生涯を終えました。カッシーニは20年もの間に約50万枚もの写真を撮影しており、今回Googleマップに追加された画像は、ディオネレアタイタンイアペトゥスなど、カッシーニによる土星の衛星写真も多く含まれます。土星の第2衛星エンケラドゥスに飛んでみるとこんな感じ。衛星の写真上には地名も表示されています。


マウスでぐりぐりすると星を回すことが可能。


新たに追加された衛星の1つであるミマス


ズームイン・ズームアウトで表面の凹凸までしっかり確認可能。Ctrl+ドラッグで3Dモードで見ることができます。


エウロパ


イオ


ケレス


タイタンも追加されていました。

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in レビュー,   ネットサービス,   サイエンス, Posted by darkhorse_log

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