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Google検索が明るみにする人々の秘密や欲望をムービーで解説

by airguy1988

日常において人は多くの嘘をつきますが、Google検索欄に嘘を書き込む人は少ないもの。1日30億件も検索されるGoogle検索からわかる、人が隠している真実やひそかに抱いている欲望とはどんなものなのか?ということで、YouTubeの科学チャンネルAsapSCIENCEがムービーを公開しています。

What Does Your Search History Say About You? - YouTube


Google検索の数から見ると、例えば「セックスレスの結婚生活」の検索数は、「不幸せな結婚」の3.5倍もあり、「愛のない結婚」の8倍にものぼるそうです。


また、「女性は男性よりも性欲が少ない」と考えられることがありますが、一方で、「彼氏がセックスしたがらない」という検索数は「彼女がセックスしたがらない」という検索数の2倍もあるとのこと。


「自分は人よりも性行為の回数が少ないのでは?」と心配な人のために、ここで、人々の性事情について少し見てみましょう。


女性の申告によると、女性は年に55回性行為を持っており、コンドームを使う割合は16%だということが分かっています。つまり、1年に消費されるコンドームの数は11億個です。一方で男性の申告からは、年に16億個のコンドームが消費されるという結論が出ます。


しかし、アメリカで販売されているコンドームは年間6億個ほど。つまり、男性・女性どちらの申告とも一致しないという謎があるわけです。


また、性行為の回数が少ないのは、自分の肉体に対して不安を抱いているからかもしれません。男性が最も数多くGoogle検索している体のパーツはペニスで、その数は肺・肝臓・足・鼻・喉・脳の検索数を足した数よりも多いとのこと。


男性が自分でペニスについて検索する数は、恋人が交際相手のペニスについて検索する数の170倍にも上ります。


一方で、40%女性は性行為の相手のペニスが大きすぎて痛みを訴えているとのことなので、「あまり大きさについて心配しないように」とAsapSCIENCE。


そして女性が自分の性器について検索するときは、30%が「匂い」など、他人が自分の性器についてどう受け取るかが検索されるそうです。


また、「どうすればオーラルセックスが上手になれるか?」と検索する女性の数は、男性の2倍。


男性の場合、パートナーに対するオーラルセックスと同じくらい、「自分自身に対してオーラルセックスを行う方法」が調べられるそうです。


ポルノグラフィの話題について触れると、ポルノハブで検索されるワード上位100位のうち16個は男性向けの近親相姦、9つは女性向けの近親相姦をテーマにしたものになります。


また、ゲイポルノについて言うと、アメリカでは男性によるポルノ検索の5%がゲイポルノを目的としたものです。しかし、Facebookのレポートや他の調査によると、ゲイだと認識されているのは人口のうち2~3%。


ゲイの結婚をアメリカで最も支援しているロードアイランド州は、最も支援が少ないと言われるミシシッピ州よりも、自分自身をゲイだとオープンにしている男性が2倍も多く存在します。これは、支援の少ない方から多い方の州に多くの人が移っているからだとみられています。


しかし、Googleのオートコンプリート機能を使うと「私の夫は」という文字の第一候補として「ゲイ」という言葉が出てくることからも、何百万人ものアメリカ人が「クローゼット(自身の性的指向や性同一性を公表していない状態)」として暮らしているとみられています。なお、「私の夫は」というキーワードに続く言葉の次点は「浮気している」となっています。


ただし、同性同士の結婚を認めている州では、全国平均よりもこの数が少ないとのことです。


なお、Googleオートコンプリート機能では「ポルノ」など不適切な言葉を表示しないようになっていますが、「Is it normal to want to(~したいと思うのは普通?)」という言葉の第一候補には「kill(殺す)」が出てくるそうです。


また、Google検索によって、人種差別がまだ根強く残っていることも判明しています。黒人に対する差別表現「Nワード」は、バスケットチームの「レイカーズ」や偏頭痛と同じぐらいの頻度で検索されているとのこと。そのうち20%は「ジョーク」という単語と一緒に調べられているそうです。そして、オバマ大統領の名前の検索のうち1%は、KKKやNワードと一緒に調べられていました。


ステレオタイプで考えれば、人種差別はアメリカ南部に残っていると推測するかもしれません。しかし、人種差別的な検索結果が最も多いのはニューヨーク北部、ベンシルバニア西部、オハイオ東部だとのこと。


統計学者のネイト・シルバーによると、トランプ大統領支持は、雇用のなさや銃の所持、宗教、移民の多さではなく……


NワードのGoogle検索数と最も関係があるそうです。


そして、Facebookのデータサイエンティストは毎日、ステータスのアップデート情報から国民の幸福について測定していますが、彼らの調査によるとクリスマスが最も人々の幸福度が高くなる日だとのこと。これは世論調査の結果やGoogle検索と一致します。


一方で、SNS上で人がどう見えるかは、実際とは異なる可能性があるということも重要。女性が夫をFacebookで表現するとき、「すばらしい」「親友」「かわいい」といった言葉を使いますが、一方でGoogle検索において夫と関連するワードの上位には「ゲイ」「ひどい」「うっとおしい」「いじわる」という言葉が使われるからです。

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in 動画, Posted by darkhorse_log

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