WikiLeaks創設者ジュリアン・アサンジを追ったドキュメンタリー映画「Risk」予告編公開
「シチズンフォー スノーデンの暴露」のローラ・ポイトラス監督がWikiLeaks創設者のジュリアン・アサンジ氏に密着したドキュメンタリー映画「Risk」の予告編がYouTubeで公開されました。
Risk | Official Trailer | A Film by Laura Poitras - YouTube
「これは過ぎた話ではなくこれからのお話」というナレーションとともに、マスコミに取り囲まれるアサンジ氏の姿。
挿入される「テロリスト」相手の空爆攻撃の様子。実際には「テロリスト」ではなく、ロイターの記者やイラクの市民らのことをテロリストと誤認して攻撃を仕掛けた上に、けが人を助けようと出てきた人たちにまで攻撃を加えていたことがWikiLeaksなどを経由して明かされました。
打ち振られるアメリカ国旗とヒラリー・クリントン氏。
ケーブルの向こうにはトランプ氏の姿。
アサンジ氏は「心臓発作や暗殺でもない限り、(大統領選は)ヒラリー対トランプになることは確実です」と語っていました。
BitTorrentクライアントらしき画面。87.6GBという巨大ファイルをダウンロードしようとしているようです。
FBIのジェームズ・コミー長官は大統領選においてロシア政府による介入があったか調査していると明かしています。
再びアサンジ氏の姿
細かく破いた書類を燃やしています
「こちらに問題はない、そちらは問題ありだ」と電話相手に伝えているアサンジ氏
映画「Risk」は2016年5月19日にカンヌ映画祭で上映されていて、一般公開は2017年夏の予定だとのこと。
ポイトラス監督はエドワード・スノーデン氏から情報提供を受けて本人に接触、スノーデン氏による告発までを追いかけた「シチズンフォー スノーデンの暴露」で第87回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞しています。
『シチズンフォー スノーデンの暴露』予告編 - YouTube
「Risk」はこの「シチズンフォー」と同時期に企画が進行していて、アサンジ氏を6年にわたって取材したとのことですが、大統領選をめぐってWikiLeaksが少なからぬ役割を果たしたことから、内容の「更新」が行われているそうです。
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