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クラウド経由の仮想マシンでOverwatchを高画質ぬるサクプレイ、コストは1時間200円とゲーセン感覚に


ゲームのグラフィックがどんどん高画質になるほど、低スペックなPCではまともにプレイできないという問題が起きてしまいます。数十万円という初期費用をかけたPCならどんなゲームでもぬるサクでプレイできるわけですが、「ちょっとあのゲームやってみたい」という人には敷居が高いのが現状。このような問題に対して、クラウド上にハイスペックなゲームの処理を行う仮想マシンを構築し、処理の激しいオンライン対戦すらこなすという試みが行われており、実際にMicrosoft Azure経由でOverwatchをぬるサクプレイしているムービーも公開されています。

Cloudy Gamer: Playing Overwatch on Azure's new monster GPU instances
http://lg.io/2016/10/12/cloudy-gamer-playing-overwatch-on-azures-new-monster-gpu-instances.html

iPadの来客者管理アプリ「Envoy」の創設者であるラリー・ガデア氏は、高度な処理を要するゲームをクラウド経由のMacbookでプレイするという試みを技術系ブログ・Larry Landに投稿しています。過去にはAWSのEC2に仮想マシンを構築し、Witcher 3をプレイすることも成功させました。

ガデア氏によると、オフラインのゲームならEC2の仮想マシンで十分ぬるサクプレイが可能だったそうですが、ストリーミングゲームやオンライン対戦になるとスペック不足だったとのこと。そんな中、クラウドサービスで初めてMicrosoft AzureがNVIDIAのTesla M60 GPUに対応したことが発表されたため、Azure上にストリーミングゲームをプレイできる仮想マシンを構築したそうです。

実際にOverwatchをAzure経由のMacbookで2560x1600・60fpsの高画質ぬるサクプレイに成功している様子は以下のムービーから見ることができます。

Playing Overwatch via Azure's new NV6 machines + Steam In-Home Streaming - YouTube


Azureの仮想マシンを経由したMacbookの中で、Steamから起動したOverwatchをプレイできています。プレイ中にグラフィックの読み込みが乱れたり、キャラクターの動きがカクついたりすることは全くなく、高スペックPCでプレイしているのと同様の体験を再現できているのがわかります。


ムービーではプレイ用のマシンにMacBookが使われていますが、Linux・Windowsマシンにも対応しているとのこと。ガデア氏はこれらの環境を構築するための手順をイチから記載していますが、今後も改良点を見つけたら記事がアップデートされる予定です。

なお、この環境を実現するためのコストはトータルで10MBit/秒なら「1.14ドル(約119円)/時間」、30Mbit/秒で「1.96ドル(約204円)/時間」とのこと。Azure Nシリーズの「NV6」サーバーを使った価格ですが、ベータ版の値段であるため、今後変更される可能性があります。Overwatchをプレイするための推奨スペックは30Mbit/秒ですが、それでも1時間あたり200円ほどという低コストを実現しています。クラウド上に仮想マシンを構築するのは技術的な知識が必要ですが、将来的にはゲームセンターのような感覚でハイスペックなゲームがプレイできるという可能性を示しています。

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in ソフトウェア,   ハードウェア,   動画,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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