本格的なジェットコースターもある全て手作りの遊園地
シンデレラの死体などがるディズニーランドを皮肉った「ディズマランド」や、スチームパンクな巨大象ロボットが歩き回る機械仕掛けの遊園地「レ・マシーン・ド・リル」など、世界にはさまざまな遊園地が存在しますが、全て1人の男性が製作したにもかかわらず、本格的な作りのジェトコースターまで存在するイタリアの手作り遊園地が存在し、製作者のインタビュームービーを見ることができます。
Inside Italy's Handmade Amusement Park - YouTube
ガラガラとすごいスピードでジェットコースターが走っていきます。
遠くから見ると普通に遊園地にありそうなスケールのジェットコースターなのですが、なんとこれは1人の男性が作ったもの。
遊園地の製作者はイタリア人のブルーノさん。
ジェットコースターだけでなく、さまざまなアトラクションがあるようです。これはオリの中にいる人が中にあるペダルをこぐと、オリがぐるりと半回転するという乗り物。
場所はイタリアのネルヴェーザ・デッラ・バッターリアというところにあります。
遊園地を作る以前にブルーノさんが自然の景色を眺めていたとき、ふと飛んでいる鳥を見て「遊園地を作る」というアイデアを思いついたとのこと。
大がかりなアトラクションを製作するには多大な労力が必要ですが、ブルーノさんは「やってやろうじゃないか!」と遊園地作りに熱中したそうです。
新しいアトラクションなのか、激しい火花をたてて何かを作っている様子。ブルーノさんは1日に1時間ほどしか作業できない日もあれば、丸1日作業を続けることもあり、時には1カ月にわたって遊園地作りにつきっきりになることもあるそうです。少しずつ作って行った遊園地は次第に大規模なものになり、本格的なジェットコースターまで完成させています。
自分で作った遊園地を眺めると「よくできているじゃないか!」と誇らしい気持ちになるそうです。
遊園地で遊ぶ子どもたちを眺めてうれしそうなブルーノさん。
すでに遊園地には40~50のアトラクションを製作済みで、1人で遊ぶような小型のものから、おおがかりなアトラクションまでさまざま存在しています。
なんとこれらのアトラクションにはモーターなどはなく、全て「手動」で動かす必要があるとのこと。どのアトラクションも自分たちの手で押したりこいだりしてようやく動き始めます。
子ども連れの両親は、実際にアトラクションに乗って使い方を子どもに教えるそうですが、「両親も子どもの頃を思い出しているはずです」とブルーノさんは語っています。
トランポリンで遊ぶ子どもたち。
めちゃくちゃ長い滑り台もあります。
子どもたちがうれしそうに遊園地で遊んでいる光景を見ると、ブルーノさんは思わず胸が熱くなるとのこと。
「なぜなら、もともとは何もなかったところに時間をかけて私が作り上げた場所だからです」とブルーノさんは話します。
なお、この遊園地の名称は「Osteria ai Pioppi」で、公式ウェブサイトも作られています。
Osteria ai Pioppi | Osteria, ristorante e parcogiochi
http://aipioppi.com/
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