レビュー

IKEAで2万円以下のスタンディングデスクにもなる昇降式デスク「SKARSTA」を使ってみた


立ったまま仕事する「スタンディングデスク」を使えば、デスクワーカーが1日中座りっぱなしになってしまうのを回避することができますが、作業机をスタンディングデスク1本にするのはなかなか決断がつけづらいところ。慣れていないとスタンディングデスクで1日中仕事を続けるのは難しいのですが、立っているのに疲れたら好きな高さに調節してイスに座ったまま仕事もできる昇降式デスク「SKARSTA」が販売されており、値段も手頃だったので思い切って導入してしばらく使ってみました。

SKARSTA デスク 昇降式 - IKEA
http://www.ikea.com/jp/ja/catalog/products/S79084964/

昇降式デスク「SKARSTA」のセットを買ってきました。


こっちは脚部のSKARSTA。


もうひとつが天板のSKARSTAです。天板は120x70cmのものを購入しましたが、さらに大きい160x80cmのものがあります。名称が全て「SKARSTA」なので、購入時は買い間違いや買い忘れがないよう注意が必要です。


説明書に従って組み立てるとこんな感じ。男性2人で20分ほどで完成しました。


机の端には昇降用レバーが格納されています。レバーは組み立て時に左右どちらでも設置可能です。


引っ張り出すとこうなり、これを手でクルクル回せば天板を位置を好きな高さに調節可能。


実際にレバーを回して一番低いところから一番高いところまで昇降している様子は以下から見ることができます。

IKEAの昇降式スタンディングデスク「SKARSTA」を下から上まで昇降してみた - YouTube


レバーによる手動昇降は最大109回も回す必要があるため、頻繁に昇降するのはちょっと厳しいかも。


昇降させるゾーンにプラグなどを挿し込んでいると、うっかりぶつかって故障させる可能性があるため、机の位置選びも重要です。


PCやタブレットなどをいろいろ置いてみるとこんな感じ。小さい方の天板を選びましたが、1人用デスクとしては十分な広さで、デュアルディスプレイ派の人でもマウス・キーボード・ディスプレイを置けるスペースがあります。


IKEAに展示されていた大きい方の天板はこれくらいで、2人で使っても差し支えなさそう。


天板の位置を最も高くすると120cmなので、けっこう高くなります。


実際に身長170cmの編集部員がスタンディングデスクとして使用すると、ビシッと背筋を伸ばした状態で仕事をすることができ、座りながらの仕事に比べて肩や腰の負担は段違い。肘でもたれかかると若干ぐらつきを感じるのですが、作業に支障が出るほどではありませんでした。身長180cmの編集部員にも使ってもらったところ、「肘を置く高さがかなりちょうど良い」と話していました。


以前に高さ固定のスタンディングデスクを使った時は、ノートPCだと目線がかなり下がってしまうため、別途ディスプレイやディスプレイアームを用意した方が作業がラクでした。SKARSTAは目線をあまり落とさずに済むため、比較的楽な姿勢で作業することができました。


立ったまま仕事を続けていると、半日もせずにヒザが限界を迎えて立っていられなくなるのですが、昇降式なので高さ70cmまで低くすることができます。


手動のレバーはササッと高さが変わらないのが少し面倒ですが、言い換えれば細かく高さを調整できるので、自分のベストな位置に合わせると肩こりなども軽減可能。電動の昇降式デスクは30万円近くするものが多いので、手頃な価格で買えるSKARSTAは、1日のうち「座って仕事する時間」と「立って仕事する時間」に分けるという使い方なら問題なく使えそうな昇降式デスクになっていました。


なお、天板が120x70cmのSKARSTAの組み合わせは1万9990円(税込)で、天板が160x80cmのSKARSTAの組み合わせは2万6990円(税込)となっています。

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