音ゲーを人間に不可能な速度で高速プレイする自作ロボット
高速で落下してくるピアノの鍵盤のうち、黒鍵だけをタップする音楽ゲームが「ピアノ タイル 2」です。黒鍵の落下速度がプレイ時間が長くなるほど徐々に速くなっていくのですが、人間の手でプレイするには限界があるということで、4本指の自作ロボットを製作して2万点超えの高得点をたたき出すムービーが公開されています。
Piano Tiles 2 Robot | Beginner 21.079 Record - YouTube
iPadの下部に置かれているのが自作の音ゲーロボット。木琴の演奏に使うバチのような4本指と、指を動かすためのモーターがあり……
モーターは赤色のドライバに接続。
ドライバの先にあるのがコントローラーTeensy 3.2。
iPadの上部にiPhone 6 Plusを設置して、ゲーム画面を120fpsで撮影し、黒鍵の落下速度とタイミングをMIDI経由でコントローラーへ送信するという仕組みです。
iPadの画面上を黒い物体が通過すると……
指が画面をタップするようになっています。
というわけで「START」ボタンをタップして実際にゲームプレイ開始。
画面上部から黒鍵が落ちてきて……
黒鍵に合わせて4本指がリズミカルに動いて画面をタップ。
長押しもバッチリこなしています。
6点を超えたあたりで、徐々にスピードが上がり、画面に表示される黒鍵の数も増えはじめます。
10点台に到達し、もはや人間の指では追いつかないレベルですが、ロボットは最小限の動きでミスなく高速プレイを続行。
別角度から。黒鍵があまりにも高速で落ちてくるため、画面上では黒鍵の残像が残りまくりの状態。
iPadのプレイ画面を撮影しているiPhoneはこんな感じ。
そしてついに20点を突破し、制作者はロボットのスーパープレイを見ながら「オーマイガー!」と興奮しまくり。
このままハイスコアを更新しつづけるかに思えた自作ロボットですが……
左から2番目の指がミスタップしてしまい、ゲームオーバー。
自作ロボットのスーパープレイは1秒間に21.079枚の黒鍵タップ数(tiles/s)を記録し、世界中のプレーヤー同士がスコアを争う「競争モード」の記録を塗り替えてしまいました。
自作ロボットとハイタッチを交わす製作者。
なお、日本では4歳の子どもがピアノタイルを高速プレイする動画がTwitterにアップロードされており、5万以上のリツイート・いいねを集めています。
本当に彼は4歳なのでしょうか
— A.sayaka (@s2009k1017) 2016年3月9日
もーね、指の動きキモすぎて pic.twitter.com/X3kW5hN8eQ
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