手も機械も汚さずボタンひとつで新鮮な野菜&果物の絞りたてジュースが飲める「Juicero」
健康のために野菜や果物でジュースやスムージーを作って飲むにあたって、新鮮な野菜や果物を冷蔵庫にストックしておく必要があり、食材をカットする手間や、ミキサーの後片付けなどが必要です。毎回やるとなるとけっこうな労力を要するのですが、手間となる下ごしらえを一切不要にし、ボタン1つ押すだけで有機栽培の野菜と果物を4トンの圧力で圧縮して搾り出すコールドプレスジュースコールドプレスジュースを作ってくれる全自動マシンが「Juicero」です。専用パックを使うため、後片付けは使用済みパックを捨てるだけで済み、ストックはスマートフォンのアプリでカンタンに行えるというスグレモノです。
Juicero
https://www.juicero.com/
Juiceroがどんなジューサーなのかは、以下のムービーを見るとよくわかります。
Juicero: Making Juice is Easy - YouTube
野菜ジュースやスムージーを作るとなると、まずはたくさんの材料を用意する必要があります。
それぞれの野菜をキレイに洗って……
適度な大きさにカットしていきます。
たまにしかミキサーを使わない人は、台所中をひっくり返してどこにあるかもわからないミキサーを探します。
見つかったらカットした新鮮な野菜をミキサーで回します。
苦労の末、とてもおいしい野菜ジュースの完成……
かと思ったら、あまりおいしくなかったようです。
さらに野菜ジュースを使ったミキサーにこびりついた野菜かすをキレイにしたり、カットした食べられない部分を掃除したりと後始末が大変。
野菜ジュースがおいしくなかった上に後始末まで大変だったら、健康のためとはいえ、継続するのは困難です。
そんな問題を全部解決してくれるのが、おいしい野菜&果物のコールドプレスジュースが手間無くカンタンに飲めてしまう「Juicero」。コールドプレスジュースとは熱を加えず野菜や果物から水分や栄養素を抽出したもの。
使い方はごくシンプルで、フタを開けたら専用のパックをセット。
フタを閉めたらボタンを押すだけで……
野菜と果物が入ったパックがマシンに圧力でプレスされ、新鮮なコールドプレスジュースが絞り出されるという仕組み。
できあがったコールドプレスジュースをゴクゴク。
大げさに驚くほどおいしいようです。
専用パックは冷蔵庫でコンパクトに保管できるため、いろいろな種類の野菜や果物をストックしておく必要はナシ。
使い終わったらJuiceroからパックを取り外すだけ。
こびりついた野菜をゴシゴシすることなく清潔で、毎日おいしいコールドプレスジュースが飲めるというわけです。
また、JuiceroはWi-Fiを通じてスマートフォンアプリと連動でき、アプリから専用パックを切らさずに注文することが可能。さらに作ったジュースの履歴は記録されてアプリから確認できるほか、購入したパックの消費期限が近づくと通知が届く機能などが搭載されています。
野菜や果物は全て契約農家から仕入れた有機栽培のものが使われており、キレイに洗浄したのち、野菜ごとに適したサイズにカットされてパック詰めされているとのこと。
ジュースは1パックあたり5ドル(約560円)~7ドル(約780円)で、ジュースの種類は以下のようになっており、新しいフレーバーも追加予定。
・スイートグリーン:りんご・ほうれん草・パイナップル・ケール・レモン
・グリーン:ほうれん草・セロリ・ロメインレタス・ケール・レモン・キュウリ
・スパイシーグリーン:パイナップル・ロメインレタス・セロリ・ほうれん草・パセリ・ハラペーニョ・レモン
・キャロットビーツ:ニンジン・ビーツ・オレンジ・レモン・りんご
・スイートビーツ:ニンジン・りんご・ビーツ・ほうれん草・レモン・セロリ・ショウガ
Juiceroのスペックは以下の通りです。
寸法:約42×26×25cm
重量:約14.2kg
プレス強度:4トン
接続:Wi-Fi(802.11b/g/n、2.4GHz)
なお、Juiceroはアメリカ・カリフォルニア州で近いうちに発売される予定で、その後販売地域を拡大していくとのこと。日本や海外での展開については今のところ不明です。
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