「iPhone 7 Plus」は光学3倍ズームの「デュアルレンズカメラ」を搭載か

Appleが新型5.5インチiPhoneとして2種類の「iPhone 7 Plus」を開発中であるとMac Rumorsが報じました。2種類の「iPhone 7 Plus」は「シングルレンズカメラ搭載モデル」と「デュアルレンズカメラ搭載モデル」と言われています。

iPhone 7 Plus Likely to Have Dual-Lens Camera Based on LinX Technology - Mac Rumors
http://www.macrumors.com/2016/01/27/iphone-7-plus-dual-camera-linx-kgi/

次期iPhoneになると見られる「iPhone 7 Plus」は2種類のモデルが並行開発中で、2015年にAppleが買収したイスラエルのカメラセンサー技術開発企業「LinX Imaging」のデュアルレンズカメラが搭載されるのでは、とMac Rumorsは予想しています。もしLinX Imagingのデュアルレンズカメラシステムが採用となれば、カメラモジュールの小型化が可能であると考えられ、iPhone 6/6sシリーズの特徴のひとつである「カメラレンズの出っ張り」の解消が期待されます。

LinX Imagingは「duo」「trio」「4x」というレンズ数の異なるカメラモジュールを開発済みで、従来の小型カメラモジュールでは実現できないレベルの光学ズームをハイエンドデュアルカメラで実現可能とのこと。「iPhone 7 Plus」で2倍～3倍までの光学ズーム機能が搭載されることも考えられるそうです。

Mac Rumorsの情報を元にレポートを書いたKGI Securitiesのアナリストは、Appleは幅広い需要に応えるためにレンズ数の異なる2種類のモデルを開発中と予想しています。しかし、Appleはこれまでカメラ機能のアップグレードを「S」シリーズで投入してきているため、次世代iPhoneとなる「iPhone 7 Plus」ではなく、「iPhone 7s Plus」で適用する可能性もある、と予想されています。

なお、デュアルレンズカメラ搭載のiPhoneがどのようなデザインになるのかは不明ですが、ドイツのテクノロジー系メディアCOMPUTER BILDが作成したiPhone 7の予想デザインのムービーを見ると、少し想像がつくかもしれません。

iPhone 7 Concept Renderings & Designs by COMPUTER BILD & Martin Hajek - No Commentary-Version - YouTube