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ニコンの新フラッグシップ機「D5」がついに登場、1年9カ月ぶりの世代交代


ニコンが開発を進めていたハイエンドデジタル一眼レフカメラの次世代フラッグシップモデル「ニコン D5」が登場しました。前モデルとなる「D4S」から約1年9か月ぶりとなるフラッグシップ機の更新となっており、ニコンのオンラインストア「ニコンダイレクト」での価格は約75万円となっています。

Nikon | ニュース | 報道資料:デジタル一眼レフカメラ「ニコン D5」を発売
http://www.nikon.co.jp/news/2016/0106_d5_02.htm

D5は、「あらゆる状況下で、瞬間を逃さず高品位な映像表現を可能にする」というモデルで、さまざまな状況で狙った被写体を捉えるという新世代の153点AFシステム、AF/AE追従で秒間約12コマの高速連続撮影性能と、飛躍的に安定した「連続撮影時のファインダー像の見やすさ」を備えることで、高い要求に応えることを目標に開発されたデジタル一眼レフカメラ。被写体検出力に優れた新世代AFシステムでは、すべてのAF NIKKORで有効な153点のフォーカスポイントで、D4S比130%以上の広い範囲を高密度にカバー。さらにこのうち99点は、より被写体を捉えやすいクロスセンサーとなっており、中央部と周辺部に効率よく配置されているとのこと。


背面のデザインに大きな変更は加えられていないようですが、新たにタッチパネル採用の3.2型約236万ドットの高精細画像モニターが搭載されています。


D5では、新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーと新画像処理エンジン「EXPEED 5」により、ニコン史上最高となる常用感度ISO 102400を実現。これにより、ISO 100からの幅広い感度域でこれまで以上にクオリティーの高い画像が得られ、ISO 50相当(Lo 1)への減感、ニコン史上最高のISO 3280000相当(Hi 5)までの増感もでき、Hi 5では、これまで撮れなかった暗闇の被写体もカラーで撮影できるなど、広い感度域で安定して得られる高画質撮影を可能にしています。また、動画制作者に便利な4K UHD(3840×2160)動画機能を搭載したモデルで、幅広いシーンと被写体に対応した、まさに最新鋭のフラッグシップモデルと呼べる機種となっています。

また、プロの現場の要請に応える、高速ワークフローを実現する機能・性能として、「有線LAN(内蔵)・無線LANともに大幅に向上した通信性能」「同種メディア2枚が使えるメモリーカードダブルスロット」などの特徴を備えているとのこと。


さらに、前機種「D4S」から通信速度を大幅に向上させた有線LAN(内蔵)と無線LAN通信により、ワークフローの高速化を可能になっていたり、180KピクセルRGBセンサーを新採用したアドバンストシーン認識システムがAF、AE、AWBの高性能化に寄与しているとのこと。低消費電力化、高精度・高耐久性シャッターなどとともに、制御精度と耐久性の両面から信頼性が高められています。

発表されているD5の主な特徴は以下の通り。

・すべてを一新した、99点のクロスセンサーを含む広域・高密度の153点AFシステム
・AF/AE追従で約12コマ/秒、14ビット記録ロスレス圧縮RAWでも最大200コマ※まで可能な高速連続撮影(* Lexar Professional 2933x XQD 2.0のメモリーカードを使用した場合)
・高速連続撮影時でも動体を追い続けやすい、驚異的な進化を遂げた卓越したファインダー像
・ニコン史上最高の常用感度ISO 102400(Hi 5:ISO 3280000相当まで増感可能)
・トータルバランスを追求した自社新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサー
・データ処理能力をさらに高めた新画像処理エンジンEXPEED 5
・動画制作者に必須の4K UHD(3840×2160)動画対応
・タッチパネル採用の3.2型約236万ドット高解像度画像モニター
・ライティングの可能性を拡大する電波制御アドバンストワイヤレスライティング対応

また、主な仕様は以下の通りです。
型式:レンズ交換式一眼レフレックスタイプデジタルカメラ
レンズマウント:ニコンFマウント(AFカップリング、AF接点付)
有効画素数:2082万画素
撮像素子:35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー、ニコンFXフォーマット
記録媒体:
・XQDカード対応機種:XQDカード
・CFカード対応機種:コンパクトフラッシュカード(Type I、UDMA7対応)
画像モニター:
3.2 型TFT 液晶モニター(タッチパネル)、約236 万ドット(XGA)、
視野角170°、視野率約100%、 明るさ調整可能
寸法(W×H×D) 約160×158.5×92mm
質量:
・XQDカード対応機種:約1405g(バッテリーおよびXQDカード2枚を含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)、約1235g(本体のみ)
・CFカード対応機種:約1415g(バッテリーおよびCFカード2枚を含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)、約1240g(本体のみ)

D5 発売概要
商品名:ニコンデジタル一眼レフカメラ「D5」(*XQD-Type/CF-Typeの2タイプから選択可能)
価格:オープンプライス
発売時期:2016年3月予定
予定生産台数:当初月産 約5千台

同時に、画像データを無線LANでパソコンやFTPサーバーへ高速転送可能なワイヤレストランスミッター「WT-6」も発表されています。通信距離は最大約200メートルで、IEEE802.11ac(2×2 VHT80)の規格に対応し、通信速度が大幅に向上しているとのこと。


「WT-6」発売概要
商品名:ワイヤレストランスミッター「WT-6」
希望小売価格:6万4000円(税別)
発売時期:2016年3月予定

D5の価格はオープンプライスですが、ニコンダイレクトでの販売価格は税込み75万600円となっています。発売時期は2016年3月が予定されており、記事作成時点では商品をカートに入れることができない状態でした。

D5 - デジタル一眼レフカメラ | NikonDirect - ニコンダイレクト


なお、ニコンはD5に加えて新型デジタル一眼レフカメラ「D500」などの新製品や、ニコン初となるアクションカメラ「KeyMission 360」(参考出品)などをアメリカ・ラスベガスで開催中の「CES 2016」で発表しました。その様子はThe Vergeが掲載している以下のライブ中継記事で見てみることが可能です。

Live from Nikon's CES 2016 press event - The Verge

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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