犬と猫の動画だけを心ゆくまで堪能できる動画共有アプリ「mofur」を使ってみた

かわいらしい猫や犬の写真を見ていると気持ちがほっこりと落ち着くもので、「多くの人は猫の写真やムービーを見ると不安やストレスが減少する」という実験結果もあるほどです。そんな「犬猫の動画」に特化した動画アプリ「mofur(モフール)」が2015年12月1日(火)に公開されました。mofurはタブブラウザのSleipnirなどを手がけるフェンリルが「やわらかく、まろやかな雰囲気のアプリを目指して開発した」とのことで、実際にどんな機能があるのかiOSアプリを使って確かめてみました。

mofur - 犬猫10秒動画を共有 on the App Store
https://itunes.apple.com/app/apple-store/id1059924032

「かわいい！」「癒される！」とっておきの犬・猫10秒動画を共有できる新アプリ「mofur（モフール）」、フェンリルがiPhone版をリリース
(PDFファイル)http://www.fenrir-inc.com/jp/news/2015/20151201.pdf

◆mofurで犬猫動画を楽しむ
mofurをiOS端末のApp Storeからインストールして、アイコンをタップして起動します。12月1日時点ではiOS版のみが配信されていて、Android版mofurは2015年内に配信予定。またタブレット向けのアプリも開発中だそうです。

mofurは犬と猫の動画に特化したサービスで、外部サイトの動画ではなく、mofurユーザーの撮影した動画が集まっています。また、見たいジャンルの犬猫動画をすぐに見つけられたり、アプリを使い続けることでユーザーの好みを学習しておすすめ動画を表示してくれたりする機能が搭載されています。チュートリアルを進めるため「次へ」をタップ。

無料サインアップ(会員登録)を行うことで、動画投稿やコメントなどが可能になりますが、今回はひとまずmofurの基本機能を試してみるべく「あとでサインアップ」をタップ。

これがmofurのホーム画面です。画面上部には人気1位の犬猫動画が表示されていて、アプリを開くと自動的に再生が始まります。YouTubeなどの動画サービスにも動物のムービーは多数アップされていますが、他のジャンルの動画も混ざっているため子どもに見せるとよくないこともあります。その点では、mofurは犬と猫の動画だけが集まっているので、子どもに見せても安心なアプリと言えそうです。動画を詳しく見てみるには、動画の再生ウィンドウをタップ。

すると個別の動画ページに移り、1：1のスクエア枠で動画が再生されます。また、画面下部の各種メニューからは、動画に「いいね！」をつけたり、動画をブックマークしたり、SNSで共有したりすることが可能です。

mofurで動画を見続けていると、これまでに見た動画をアプリが学習して、「おすすめ」機能がどんどん特化されていくようになっています。例えば猫が好きな人であれば猫の動画をたくさん見るので、「おすすめ」機能に猫の動画がズラリと並ぶというわけです。

「新着」メニューからは、新しく投稿された動画を見ることができます。動画は全て10秒以下なので、通信データ量を抑えつつ犬や猫の動画を堪能できるのもうれしいポイントです。

「タグ」は1本の動画につき最大3個までつけられています。

例えば「ふれあい」タグをタップすると、動物と人や、動物同士がふれあっている動画が表示される「ふれあい」タグのついたものが一覧でズラリと表示されました。このようにタグ機能を使えば、好みのジャンルの犬猫動画を延々と見ることが可能というわけです。

◆外部サービスで犬猫動画を共有して再生
なお、動画を共有する外部サービスはTwitter、Facebook、LINEの3種類が用意されています。

Twitterの投稿画面はこんな感じで、動画のサムネイル付きでツイートすることが可能。ツイートにコメントを追加することもできます。

実際にツイートしてみると以下の通りで、入力したコメントと、動画のサムネイル付きのリンクを投稿できます。動画を見るにはサムネイル部分をタップ。

Twitterアプリの内部ブラウザで動画ページが開くので、再生ボタンをタップ。

すると、以下のようにTwitterアプリ上で動画の再生が始まるため、アプリをインストールしていなくても動画を再生することが可能です。

mofurから共有したツイートをPCのブラウザから見てみるとこんな感じ。

サムネイルをクリックすると、mofurのページが開いて動画をPCから再生することも可能。

他にも、アプリには不適切な動画を通報する「報告機能」も搭載されています。動画ページ下部の3点アイコンをタップ。

「報告する」をタップ。

当てはまる内容を選択して送信すれば、問題のある動画を運営チームに報告できるようになっています。この機能は、飼い主がペットの動画を安心してアップできるように、開発時にこだわって作られた部分とのことで、通報を数件受けると自動的に動画が公開停止になるそうです。通報機能以外にも、コメントにNGワードを設定してあったり、目視での監視も行われるなど、動画のチェックが徹底されているので安心してアプリを使うことができそう。

◆mofurで犬猫動画を撮影・編集して投稿してみた
mofurはインストールしてすぐに犬猫動画を見まくることが可能ですが、さらに無料サインアップで自ら犬猫動画を投稿することも可能。ホーム画面のメニューボタンから「サインアップ」をタップします。

SMSによる認証が必要のため、電話番号とニックネームを入力して「送信」をタップ。

SMSで送られてきた4桁の数字を入力して「認証」をタップします。

認証が済むとサインアップは完了です。右上の「完了」をタップ。

サインアップすると動画を投稿できるようになります。メニューから「投稿」をタップ。

「＋動画を作成」をタップ。

新しく動画を撮影するか、カメラロールの動画を使うかを選びます。今回は「撮影する」を選択。

初回はカメラとマイクへのアクセスを求められるので「OK」をタップ。

これが動画撮影画面です。画面中央のスクエア枠にカメラがとらえた映像が表示されるので、下部のボタンで撮影してから、「動画を使用」をタップ。

続いて動画の編集画面に移ります。スライドバーを左右に動かして動画を10秒以下にカットして、「次へ」をタップ。

Instagramの写真のように動画にフィルターをかけられるので、「フィルターなし」「セピア」「モノクロ」「メモリー」の中から1つ選びます。

次は動画のサムネイルを選択するため、スライドバーを左右に動かして好みの位置で「完了」をタップします。これまでフェンリルは動画アプリをほとんど作ったことがなく、動画の編集技術を搭載したアプリはmofurが初めてとのことですが、UIが実に秀逸で使いやすく、動画編集機能だけに絞ったアプリがほしくなるほどの完成度の高さが見えました。

動画を編集した後は、タイトルと説明を記入します。また、タグの設定が必須なので「＋」ボタンをタップ。

タグ一覧の中から、動画に合ったタグを最大3つまで設定します。

最後に動画の公開範囲の設定を「一般公開」「非公開」の2種類から選択して、画面右上の「投稿」をタップ。

しばらく待つと投稿が完了しました。動画撮影から投稿までにかかった時間はものの1分ほどで、投稿の手軽さはかなり魅力的です。

投稿した動画のページを開いてみるとこんな感じ。

また、サインアップで「マイページ」機能が使えるようになったので、メニューから「マイページ」をタップして見てみます。

マイページでは、7文字以内のニックネームと、100文字以内の自己紹介文を設定可能。

ブックマーク登録済みの動画を一覧で見る機能があり……

自分が投稿した動画をまとめて表示することもできます。

mofurは「犬猫の動画を見る」「犬猫の動画をアップロードする」以外の機能をすべて省いている実にシンプルなアプリで、デザインを重視するフェンリルらしくUIがかなり洗練されているので使いやすさは抜群。開発時にいろいろな機能の実装が提案された中で、社内でアンケートをとってわざと機能をしぼることにしたそうです。なお、フィルターのような遊び要素は継続的にアップデートしていく予定とのこと。動画サービスをいくつも使ったことがある人ほど使い勝手を実感できるアプリです。

・2015/12/13追記
mofurのAndroid版アプリが12月10日にリリースされました。アプリの機能や使い方は、iPhone版とほぼ同じ内容となっています。

mofur（モフール） - 犬猫10秒動画を共有 - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.fenrir.android.mofur

また、iPhone版mofurの細心バージョン1.1.0も公開されていて、新しい動画フィルタ「ディープ」や、動画編集機能の改善などが行われています。

mofur iPhone版(1.1.0) をリリースしました！ (フェンリル | デベロッパーズブログ)
http://blog.fenrir-inc.com/jp/2015/12/mofur_ios_update110.html