アニメキャラのセリフ内の「お姉ちゃん」を「お兄ちゃん」に変えた「声コラ」登場
「今まではコラ画像の時代だったが、これからはコラ音声の時代」ということで、アニメのキャラクターが喋ったセリフを使って、本来言ったのとは異なる言葉を生み出す「声コラ」を作った人が現れました。本来は「お姉ちゃん」というセリフを「お兄ちゃん」に変えるために、おそるべき才能を発揮しています。
チノちゃんに「お兄ちゃん」って言わせたい! | 愛のらくがき帳
http://blog.ishotihadus.com/?p=211
実際に作られた声コラがコレ。
やっつけで作ってしまった…… pic.twitter.com/tWRmXDXemD
— イショティハドゥス (@Ishotihadus) 2015, 11月 21
これはテレビアニメ「ご注文はうさぎですか??」の第7羽「甘えん坊なあの子はシャボン玉のように儚く消える」の1シーンで、登場キャラクターの1人・チノが洋酒入りのチョコレートを食べて酔っ払ってしまったところ。オリジナルのセリフは「ごめんねお姉ちゃん…いい子になるからもう怒らないで」ですが、この「お姉ちゃん」の部分を「お兄ちゃん」に変えています。
その差は「ねえ」から「にい」とわずか2文字分なのですが、制作したイショティハドゥスさんは「魔法少女チノ」のCDや目覚ましアプリ「ごちうさアラーム ~チノ編~」の中にもちょうどよい「にい」がないことを確認した上で、やむなく子音のNを諦めて、本編のセリフの続きである「いい子に」の「いい」を使い「にい」を生み出しました。制作はAdobe Auditionを使用して行われました。
奮闘の手順はブログに詳細に書かれていますが、長さの調節、ピッチ調整、接続部分の調整、「い」の音の調整を行った上で、最後にピッチベンドをかけ、綺麗に整えれば完成。ただ、手順の途中にある
「フォルマント周波数」を意識しながら「い」の音を調整する。ここでやっとちゃんとした母音になる。耳がよければ耳がフーリエ変換してここのピッチを落とすと「い」になるっぽいとかすぐわかるはずなので難しくない。
という箇所については、はてなブックマークで「“耳がフーリエ変換して” ←!?」「耳がフーリエ変換って何だよ…(哲学)」「つまり…どういうことだってばよ?」などとツッコまれていました。
コラ画像ならぬコラ音声というだけあって、「元の素材をコピペして、おかしなところをブラシで修正する、というコラ画像の作り方とほぼ同じ」だそうです。しかし、これだけのことを目(耳?)にすると、「なぜ『録音テープに証拠能力はない』といわれるのか解った」というコメントにも頷けます。恐ろしい……。
ちなみに、今回のコラ音声のもとになったエピソードは、チノを演じる水瀬いのりさん自身も「メロメロになってください!」と自信をのぞかせている話数。
今回のチノちゃんはいつも以上にやばいです!原作読んだときから胸打たれたシーン。アフレコ気合い入れました!チノちゃんにメロメロになってください! RT @lainnet01: チノのささやき声に今日はやられそうになりますw因みに自分はやられました・・・・ #gochiusa
— 水瀬いのり (@inori_minase) 2015, 11月 21
橋本裕之監督はヘッドホンをつけての鑑賞をオススメしています。
ちなみに今日はヘッドホンで見る事を推奨します! #gochiusa
— 橋本裕之 (@lainnet01) 2015, 11月 21
ニコニコ生放送での第7羽の上映会は11月27日23時スタート。また、BS11なら本日・24日25時から第7羽の放送があります。
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