最速を称する64ビット版ウェブブラウザ「Waterfox」
2011年からずっと64ビットに特化して開発されてきたウェブブラウザ「Waterfox」は、Mozillaプラットフォームから生まれたものですが、Firefoxとは異なった進化を遂げており、64ビットでは最速だとのこと。Firefoxとの違いが気になったので、チェックしてみました。
Waterfox - The fastest 64-Bit browser on the web
https://www.waterfoxproject.org/
MrAlex94/Waterfox · GitHub
https://github.com/MrAlex94/Waterfox
ダウンロードページの「Waterfox 40.1.0 Setup」をクリック。
Waterfox - Downloads - The fastest 64-Bit browser on the web
https://www.waterfoxproject.org/downloads.html
ダウンロードしたインストーラーを起動
「実行」をクリック
「Next」をクリック
「Next」をクリック
とりあえずどんなブラウザか試してみるだけなので、「Use Waterfox as my default web browser」のチェックを外して「Install」をクリック。
「Finish」をクリック。
なお、Firefoxに同居するような形になるため、Waterfoxをインストールするのが初でも、Firefox起動中だった場合はこのようなメッセージが出ます。その場合はFirefoxを終了させて、改めてWaterfoxを起動して下さい。
アイコンはこんな感じで、Firefoxのアイコンを青くしたようなデザイン。
再起動するとFirefoxのアドオンの読み込みが始まります。
「Don't Check」をクリック。
これで起動します。見た目はFirefoxとまったく同じです。
しかし、間違いなく「Waterfox」。
このままだと英語版なので、日本語化したい人はダウンロードページから言語パックをインストールして下さい。なお、日本語化のための言語パックインストールを行うとFirefox起動時に「XML パースエラー」が出るようになり、Waterfoxを起動していない時でもFirefoxが起動できなくなるため、共存させたい人は英語のまま利用して下さい。
ダウンロードページの下の方に言語ファイルが用意されているので、「Japanese」の欄の右側にある「Download」をクリック。
すると、このようなポップアップが表示されるので「Allow」をクリックするとダウンロードが始まります。
「Install」をクリックすればOK。
アドレス欄に「about:addons」と入力し、「Languages」の欄を見るとダウンロードが完了しています。
しかし、これだけでは日本語化はできません。アドレスバーに「about:config」と入力し、Search欄に「general.useragent.locale」と入力。下の欄に同じ項目名が現れるのでダブルクリック。
現れたダイアログのテキストボックス内が「en-US」になっているので、「ja-JP」と入力してOKをクリック。
general.useragent.localeの行が太字になっていればOK。
これでWaterfoxを再起動すればメニューが日本語になります。
GIGAZINEのヘッドラインニュースを表示するとこんな感じ。「これがあればWaterfox」という何かがあるわけではないため、見た目ではFirefoxとの違いはゼロ。ただし、Firefoxでは動作する拡張機能がWaterfoxでは動作しない、というケースがあったので注意が必要です。
最速を標榜している64ビット特化ブラウザなので、Firefoxがもっさりして困っている人は、使ってみると変化を感じられるかもしれませんが、人によってはそこまで大きな差を感じられないかも。ただ、この見た目の通り、使い勝手はFirefoxとほぼ同じ。設定などもFirefoxのものをそのまま引き継ぐので、Firefoxユーザーであればそのまますっと乗り換えることもできて、試してみる価値はありそうです。
なお、以前は日本語化において「about:config」から「intl.accept_languages」と入力し、「en-US, en」となっているところを「ja, en-US, en」としなければいけなかったようですが、Waterfox 40.1.0ではその必要はありませんでした。もし、上記の変更を行っても日本語化されないという人は、この手順も試してみて下さい。
ちなみに、前述の通り、Waterfoxの日本語言語パックをインストールすると、Firefoxを起動しようとしたときに下記のように「XML パースエラー:定義されていない実体が使用されています。」というエラーダイアログが表示され、起動できなくなることがあります。
これは「Firefoxの再インストール」や「Waterfoxのアンインストール」ではなく、「Waterfoxの日本語言語パックのアンインストール」で直ります。Waterfoxのメニューを「ツール」→「アドオン」と辿り、「言語パック」の項目にある「Japanese Language Pack」の右側の「削除」をクリックすればOK。
もしWaterfoxを先にアンインストールしてしまっていた場合も、Waterfoxをインストールし直して同じ手順を行えばOK。あるいは、言語ファイルの実体が「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\(8桁の文字列).default\extensions\[email protected]」なので、このファイルを直接削除する形でも大丈夫です。
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in レビュー, ソフトウェア, Posted by logc_nt
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