マリオやロックマンのボスがちゃんと主人公対策を考えると「まさに外道」な展開になる

映画やゲームの最終局面で主人公が対決することになるボスは、むちゃくちゃ強く設定されているものの、主人公を迎えうつための部屋をわざわざ用意しているなど、明らかに対策を練っていないことが多々あります。そんなゲームに登場する著名ボスたちがもし主人公対策を考えていたらどうなるのか、という疑問に答えるムービー「If Videogame Bosses Were Actually Smart」が公開されています。

If Videogame Bosses Were Actually Smart - YouTube


「ピーチ姫、今すぐ助けに行くからね！」とやる気満々でクッパ城を進んでいくマリオ。

クッパの元にたどり着きますが、いつも架けられている橋がありません。途方に暮れるマリオに対して、クッパが「やあマリオ君、元気かな？そうそう、橋をぶっ壊してピーチ姫もぶっ殺しちゃったからね。おつかれさま」と極悪非道の知能犯のような言葉であおります。

ボス部屋のカギが見つからないリンクが「すみません。ボス部屋のカギが見つからないのですが……」と固く閉ざされた扉の向こうにいるボスに話しかけます。

困り果てたリンクに対してボスは「あのさあ、リンク君。カギなしで入ってこようってどういうつもりですか？自分が言ったことをもう一度よく考えてみなさい」と叱りつけ、リンクはトボトボと歩いて帰っていくのでした。

数々の敵とトラップを乗り越えようやくステージのボスが待つ部屋にたどり着いたロックマン。

しかし、ボスの部屋にはヘルメットが転がっているだけです。ヘルメットの中にはボスが隠れており、「Dr.ワイリー様がヘルメットをかぶっていたら無敵状態になることに気づいてしまい、全てのステージボスにヘルメット着用の指令がくだされました。ヘルメットから絶対に出るなとのことです。少し寂しいですが、Dr.ワイリー様は我々の上司なので仕方がないことです」とロックマンに実情をぶちまけます。

ロックマンはロックバスターを撃ちますが、エネルギー弾は無情にもはじかれてしまいます。

画面上方から左右に動きながら迫ってくるインベーダーたち。

突然1機のインベーダーが先頭に出て「同志たちよ、新しい作戦を発表する。左右に移動せずまっすぐ突き進むのだ！」と指令をくだし……

すさまじいスピードで一直線にプレイヤーに向かってきました。これでは、移動砲台にチャンスなし。

ソニックがスタートするなり、突然ラスボスのデスエッグロボが登場し「いつもより早いタイミングで登場しましたよ！後、ステージにあるリングは全てかたづけておいたから」と衝撃の事実をソニックに告げ、ゲームは事実上ここで終了です。

ムービー「If Videogame Bosses Were Actually Smart」のように、もしもボスが主人公対策を完璧に考えていると、ゲームバランスが崩壊しゲームとして成り立たなくなってしまうので、ある程度はボスが対策を練らない方が良いということです。