まさかの「戦車に乗ってサッカー観戦」可能なガルパンコラボで水戸の攻撃も大爆発した「アニ×サカ!!」最終戦レポート

2015年3月にJ2でスタートしたアニメとサッカーのコラボイベント「アニ×サカ!!」も、2015年10月18日(日)に行われた水戸ホーリーホック対東京ヴェルディ戦をもって最終戦となりました。18日のイベントは最終戦にふさわしい豪華なイベントがたくさんで、ピッチからほんの3、4メートルの位置から「畳や戦車に座って試合観戦できる」というあまりにも破天荒なシートや、水戸ホーリーホックのスポンサーでもある「ガールズ&パンツァー」のキャストがスタジアムに登場してトークショーやラジオ「ウサギさんチーム、訓練中!」の公開録音を行うなど、会場を大いに盛り上げてくれました。
【10/18(日)J2第37節 東京ヴェルディ戦】ホームゲームイベント情報 « 水戸ホーリーホックオフィシャルサイト
http://www.mito-hollyhock.net/?p=23699
水戸ホーリーホックのホームゲームは水戸市内のケーズデンキスタジアムで行われます。スタジアムの周りは田んぼだらけ。

スタジアムの外観はこんな感じ。

スタジアムの外では11時15分からラジオ「ウサギさんチーム、訓練中!」の公開録音がスタートし、かなりの数のサポーターが試合開始約2時間前にもかかわらずワラワラと集まってきました。


ゲストは澤梓役の竹内仁美さんと、山郷あゆみ役の中里望さんの2人。

アニ×サカ!!イベントの「ラジコン戦車道」「射的道」ブース。ここでは射的や……

ラジコン戦車で遊べます。

ラジコンに乗った西住みほと秋山優花里も発見。

他にも、ドリフトレース「D1グランプリ」に参戦している「PACIFIC RACING TEAM」のガールズ&パンツァーコラボマフラータオルを販売しているブースを発見。

しかし、オリジナルのイラストが入ったマフラータオルは11時過ぎには売り切れていました。

スタジアムのメインゲート近くのチケット売場で……

「エキサイティング戦車シート」「エキサイティング畳シートpowered by 関川畳商店」の完売を伝えるボードを発見。これは、ピッチのすぐそばに置かれた戦車や畳に座って試合を観戦する、という世界中どこを探しても「水戸ホーリーホック以外では見られないのでは?」というような一風変わった観戦シート。

さっそく「エキサイティング戦車シート」と「エキサイティング畳シートpowered by 関川畳商店」がどんなものなのか確かめるべくスタジアムに潜入。

ケーズデンキスタジアムのメインスタンドはこんな感じ。

ピッチを挟んで反対側にはホーム自由席が広がります。ピッチとスタンドの間にが陸上用のトラックがありますが、メインスタンドは程よい高さがあるので中段くらいに座ると試合観戦にはちょうど良い感じ。

ゴール裏は芝生席になっています。

と、スタジアム内をぐるぐる見回しているところでピッチ脇に戦車を発見。

よくよく見ると畳も置いてありました。

これが「エキサイティング戦車シート」。3名限定のまさに「特等席」で、ピッチからわずか3、4メートルのボールがビュンビュン飛んできそうな位置で試合観戦可能なシートです。

そしてその側に置かれているのが「エキサイティング畳シートpowered by 関川畳商店」。戦車シートと同じくピッチの真横、監督や交代選手が座るベンチよりもピッチに近い位置から試合観戦できます。

スタンドから見ると、いかにピッチから近い距離にあるのかがよく分かります。

実際にピッチに潜入してどれくらいピッチから近いか確かめてみました。これは「エキサイティング戦車シート」。

こんな具合に戦車に入って試合観戦できます。

ちょっとこれまで見たことのない絵面です。

脚立があったので戦車にのぼってみました。

戦車シートは3名限定で、ひとりがここに座り……

あとの2人は砲塔の前にあるこのスペースにペタリと座ります。

こんな感じになるわけ。

これはガールズ&パンツァーに登場するあんこうチームが乗る「IV号戦車」を有限会社日照プラント工業が再現したもの。

あんこうチームのエンブレムや大洗女子学園の校章もしっかり再現。


軽トラの外側にIV号戦車の装甲を再現したもので、戦車のキャタピラ部分は地面に着いておらず、軽トラのタイヤで走行できるようになっている模様。

そしてIV号戦車の前に置かれているのが「エキサイティング畳シートpowered by 関川畳商店」

ピッチまでの距離はこちらの方がわずかに近いです。

実際に「エキサイティング戦車シート」と「エキサイティング畳シートpowered by 関川畳商店」を購入したサポーターの方たちがシートに着席。




なお、「エキサイティング畳シートpowered by 関川畳商店」はそのまま持ち帰り可能です。


どの角度から見てもあまりにも破天荒過ぎるシートでした。




◆スタジアム内外の様子
ケーズデンキスタジアム内外の地図はこんな感じ。左側の「メインサイド席」近くに「エキサイティング戦車シート」と「エキサイティング畳シートpowered by 関川畳商店」があります。

メインスタンド側に入るにはこのメインゲートから入場する必要あり。

スタジアムの外には食べ物の屋台がズラリ。

試合が13時開催だったのでたくさんの人たちがお昼ご飯を求めて集まっていました。

スタジアム内の2階スペースにも食べ物の屋台があります。

水戸ホーリーホック×ガールズ&パンツァーのコラボグッズ販売ブース

どれもこれも完売御礼

水戸ホーリーホックとブックエース・川又書店による「ホーリーブック大作戦」が行われていました。

東京から遠征してきたモッフル&あんぽむさんも発見。

モッフルは小さな子どもに人気なようです。

名物サポたちがゲーフラを持って記念撮影。

スタジアム内の陸上用トラックには、ガールズ&パンツァーとコラボしてドリフトレース「D1グランプリ」に参戦している「PACIFIC RACING TEAM」のラッピングレーシングカー。


ヘルメットまでガルパン仕様

メインスタンド中央からピッチを見るとこんな感じ。

スタンドの入り口部分には車いすの人たちが観戦できるスペースが設けられていました。

◆試合開始
そんなこんなで13時から試合がスタート。前半は終始水戸ホーリーホックが優位に試合を進めたものの、肝心のゴールだけが入らずなんとももどかしい展開でした。

前回のアニ×サカ!!第5戦でも電光掲示板に流れた「フリーキック!!撃破せよ!!」の映像。


水戸ホーリーホックカラーの髪の毛をしたサポーターや……

ピッチサイドでボールボーイの少年と同じくらいの距離からチームを応援する戦車&畳シートに座るサポーターのみなさん。

ハーフタイムにはウサギさんチームの澤梓役を務める竹内仁美さんと山郷あゆみ役の中里望さんがピッチに登場して……

ラッピングレーシングカーによる試走がスタート。

ものすごい音を轟かせながらスタジアム内を走り回ってサポーターにパワーを注入。



そして後半スタート。後半開始早々に水戸ホーリーホックに待望の先制ゴールが生まれます。

そして先制ゴールを祝うかのように電光掲示板にはガルパンコラボ映像が流れます。






後半8分に背番号11番の三島康平選手が先制ゴールを決めました。

スタンドも盛り上がり中。

さらに後半11分にも得点。
電光掲示板に流れた映像は1点目のものとは異なりました。









2点目はオウンゴールとなりました。

来場者数は5163人。

完勝に沸くサポーターのみなさん。


試合後はスタンドにあいさつに来る選手を少しでも近くで見ようと、多くのサポーターがスタンド最前列に集まっていました。

そしてそそくさと退散する畳組。

試合後はガールズ&パンツァーの第12話の上映が行われたのですが……

その前にゲストの竹内仁美さんと中里望さんによるプチトークショーが開催されました。

試合が終了したのち、竹内仁美さん(澤梓役)と中里望さん(山郷あゆみ役)が登場。さっそく試合を振り返り2人が試合を観戦しながらかなりエキサイトしていたことが暴露されます。具体的に、竹内さんは「頭突きしろ!」と過激に叫び、中里さんは「オーマイガッ!」とロサンゼルス出身らしいネイティブな英語をポンポン口走っていたそうです。また、竹内さんは清水エスパルスのホームスタジアムである日本平でアルバイトをしていたことも明かされました。

続いてトークイベントの後に上映される第12話の見どころについて聞かれ、竹内さんは第12話は大洗女子のキャラクターのみんなに見せ場があるのでお楽しみに、とコメント。中里さんは自身が演じる山郷あゆみの所属するウサギさんチームの決勝戦での活躍に注目して欲しい、と語りました。

そのあと話は11月21日公開の劇場版に関するトークに。つい先週劇場版のアフレコが終わったばかりとのことで、まだ作品についてはトークできないそうですが、朝の10時から0じまで丸1日がかりでアフレコを行ったというエピソードを披露して会場を驚かせます。また、アフレコ中は「笑いをこらえるのに必死だった」と2人は話しており、中里さんは「これは絶対に面白くなるな!」と手応えを感じたそうです。

終始和やかに進んだトークショーを優しく見守るサポーターたち。

最後は決まりの「パンツァーフォー」のかけ声でイベントは終了。


そのまま第12話の上映会がスタート。

今回は試合のスタートが13時と早めの時間帯だったからか、前回よりも多くの人たちがスタジアムに残って上映を楽しんでいたように思います。


最終話で大洗女子の各チームが見せ場を迎える度、スタジアムには拍手が巻き起こるという不思議な上映会でした。



そして劇場版の劇場特報も流れました。


流れたのは以下の劇場特報。
「ガールズ&パンツァー 劇場版」劇場特報 - YouTube

そんなこんなでアニ×サカ!!最終戦も無事終了。アニメとサッカーという異色のコラボがなんと6試合も行われたわけですが、コラボ作品や主催するサッカークラブによってイベントは全く印象が異なるものになっていたのがとても印象深いところ。例えば東京ヴェルディと甘城ブリリアントパークのコラボでは、「アニ×サカ!!」の発表記者会見にも出席していた井林章選手がゴールを決めて試合に勝利したり、甘ブリ同様終了間際の10分間に大逆転してしまったりと、神がかりな試合展開を見せてくれました。FC岐阜とのうりんのコラボは、のうりんの勢いがありすぎるキャラクターたちを活かしたコラボが行われ、水戸ホーリーホックとガールズ&パンツァーのコラボでは上映会や声優さんによるトークショーが行われるなど豪華すぎるイベントが目白押しでした。
イベントごとに特色は異なったものの、どの試合でもアニメファンと各クラブのサポーターが良い具合に溶け込んでおり、作品を知らないであろう普通のサポーターの方たちもアニメファンを温かく迎え入れるような雰囲気を作ってくれていたことが非常に印象的。
計6回のイベントで、サッカークラブとアニメ制作側の両方にコラボ関連のノウハウは確実にたまったはずなので、それを活かして今後もJリーグやアニメの舞台で何か新しい企画が誕生することに期待です。

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