強力グラフィックのTegra K1使用のこれぞゲーミングタブレット「Singularity S192」
モバイル端末の性能向上はとどまるところを知らず、NVIDIAのSoC「Tegra K1」はPS3やXbox 360を上回るゲーミング性能を持っています。高いゲーミング性能を誇るタブレットにコントローラーを搭載することで、携帯用ゲーム機の領域を浸食する存在のAndroidタブレット「Singularity S192」が登場しています。
JXD Digital - S192
http://www.jxd.hk/game-console/s192/
これがゲーミングタブレット「Singularity S192」。タブレットとゲームコントローラーのハイブリッドな製品です。画面左に十字キーとゲームスティック、右に4つのボタンとゲームスティック、天面部分にも左右にL/Rボタンを搭載しており、Androidの各種ゲームを快適に操作できます。
ディスプレイは7インチ(1920×1200)のマルチタッチ対応IPS液晶で、フロントには500万画素、リアには1300万画素のカメラを搭載。サイズは縦143.6mm×横274.1mm×厚さ53.3mm。
SoCには高性能グラフィック性能を誇るNVIDIAの「Tegra K1」を採用。タブレット現行機種の中でも最高レベルのグラフィック性能を誇ります。
メモリは2GB、ストレージは16GB、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0、最大128GBのmicroSDカードに対応。OSにはAndroidを採用しているので、ゲームだけでなくネットブラウジングなど一般的なタブレットとしての利用ももちろん可能です。
ゲームプラットフォームはGoogle PlayのAndroidアプリだけでなく、18種類のゲーム機のエミューレーターを利用可能だとのこと。
また、チャンバーデザインのステレオスピーカー搭載で、迫力あるサウンドも再生できるとしています。
高性能ながら消費電力が高めなTegra K1を採用するSingularity S192は10000mAhの大容量バッテリーを採用。ビデオストリーミングは11時間、ゲームでさえも連続6時間のプレイが可能と、抜かりはありません。
Tegra K1を搭載するタブレット端末としては、NVIDIAの「SHIELDタブレット」やGoogleの「Nexus 9」がありますが、16GBモデルの価格はそれぞれ約4万円であるのに対して、Singularity S192は269ドル(約3万2000円)。ゲームコントローラーが含まれていることを競争力のある価格設定となっています。
JXD Digitalの公式オンラインサイトでは「JXD-S7800B」などの他のゲーミングタブレットが送料無料で日本への発送に対応していることから、Singularity S192の日本発送にも期待ができそうです。Singularity S192は2015年の年末に発売(出荷)予定となっています。
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