ハードウェア

4K超高画質でブレのない撮影が誰でもできるカメラ一体型手持ちジンバル「DJI Osmo」


4K撮影が可能な空撮ドローン「DJI Phantom 3」10万円切りのビギナー向け「Phantom 3 Standard」などの空撮ドローンを開発・販売しているDJIが、新たに手持ち用カメラの「DJI Osmo」を発表しました。Osmoはドローンの空撮の際に揺れを防止するジンバルの技術を搭載し、手持ちの撮影でも揺れのない映像を撮影することができる手持ちタイプのジンバルカメラとなっています。

DJI Official - DJI The World Leader in Camera Drones/Quadcopters for Aerial Photography
http://www.dji.com/ja/product/osmo

DJI Osmoの外観はこんな感じで、ハンドル型のグリップの上部にジンバルとカメラが搭載されています。ハンドルを握った親指の部分には各種コントロール用のボタンが配置されており、片手でグリップを握ったまま操作が可能。写真では製品に付属するモバイルデバイスホルダーが取り付けられていますが、取り外してOsmo単体での撮影も可能です。


本体上部に搭載されるジンバルとカメラには、空撮ドローンのInspire 1にも搭載される「ZENMUSE X3」と「X3/FC350H」が使われています。光学センサーには12.4メガピクセルの有効解像度を持つ1/2.3インチ・ソニーExmor R CMOSが搭載され、4K(4096×2160) 24/25p、4K(3840×2160) 24/25/30p、2.7K(2704×1520) 24/25/30pのウルトラHD画質、1920×1080 24/25/30/48/50/60/120pのフルHD画質、そして1280x720p 24/25/30/48/50/60pのHD画質での撮影が可能。記録メディアは、microSDで、動画フォーマットは、MP4/MOV (MPEG-4 AVC/H.264)となっています。


コントローラー部はこんな感じ。電源ボタンや録画ボタン、そしてカメラの角度を調節するコントローラーなどがレイアウトされています。


ハンドル部にはバッテリーを内蔵。1度の充電で60分の動画撮影が可能で、満充電に要する時間は60分となっています。


スマートフォン用アプリの「DJI GO」を使えば、撮影のコントロールや設定、さらにはカメラの角度をスマートフォンから動かすなどの操作を行うことが可能です。

DJI GO APP | DJI
http://www.dji.com/ja/product/goapp


揺れを抑えるジンバルを搭載することで、Osmoを使えば三脚を使わなくても長時間露光やタイムラプス撮影も可能とのこと。さらに、自動首振り機能を使って360度パノラマ撮影を簡単に行うことも可能となっています。


バイク用マウントやユニバーサルマウント、三脚、延長ロッドや拡張アームなどのアクセサリーも取りそろえられています。


Osmoで撮影された映像を見ることも可能です。以下のムービーはOsmoの性能と魅力がまとめられた公式のイントロダクションムービー。

Introducing the DJI Osmo - YouTube


アメリカ中西部の雄大な自然を収めたムービーや……

DJI Osmo - Southwestern United States - YouTube


南米・ペルーの素朴な風景を収めたムービーなども。

DJI Osmo - Peru - YouTube


Osmoはマイクロフォーサーズ4Kカメラ「Zenmuse X5」との互換性があるので、以下のようにさらに高い品質の映像を撮影することも可能とのこと。

DJI Osmo - On Set with the X5 - YouTube


これら以外にも、数々のムービーをYouTubeチャンネルで見ることができます。

DJI Osmo - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLEFZat6QdOIHF9nDGnl_KQWSZW4mD4OEO

Osmoの主な仕様は以下の通りとなっていますが、詳細はスペックのページで確認が可能です。

【ハンドル部】
サイズ: 61.8 x 48.2 x 161.5 mm
重量:201g (バッテリー込み)

【ジンバル部】
モデル:ZENMUSE X3
重量:221g
制御角度精度:±0.03°
操作可能範囲:
チルト: -35°to +135°
パン: ±320°
ロール: ±30°
最大制御スピード:ピッチ: 120°/秒

【カメラ部】
モデル:X3/FC350H
センサー:Sony Exmor R CMOS; 1/2.3”有効画素数 12.4メガピクセル
レンズ:94°FOV 20mm (35mm換算) f/2.8
ISO レンジ:100-3200 (ビデオ);100-1600 (フォト)
電子シャッター速度:8s~1/8000s (カメラが「Mモード」の時は最大で30s)
最大静止画サイズ:4000×3000 pixels
静止画モード:Single Shot/バーストモード (3/5/7連写)/ブラケット撮影 (3枚/5枚 @ 0.7EV刻み)/Interval/Timelapse/Auto Panorama/Selfie Panorama
ビデオ解像度:
UHD: 4K(4096×2160) 24/25p/4K(3840×2160) 24/25/30p / 2.7K(2704×1520) 24/25/30p
FHD: 1920x1080 24/25/30/48/50/60/120p
HD: 1280x720p 24/25/30/48/50/60p
ビデオ録画モード:オート/スローモーション
対応SDカードタイプ:Micro SD (最大対応容量 64GB) Class 10 or UHS-1
オーディオ出力:2チャンネル 48KHz AAC

気になる価格ですが、DJIの公式ストアではOsmo本体とモバイルデバイスホルダー、16GB microSDカード、バッテリー、充電器、その他アクセサリーがセットで8万5000円となっていました。記事作成時点では出荷時期は未定となっていましたが、2015年10月14日に開催される発表会で詳細が判明することになるかもしれません。

Osmoを購入 | DJI ストア

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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