初代iPodを初めて触った子どもたちはどう反応するのか？

3年ぶりにリニューアルされたiPod touchが発売されましたが、Appleの大躍進の始まりである記念碑的モデル「iPod」の誕生は、2001年とつい最近のことのようにも思えます。しかし、生まれたときからiPhoneが当たり前だった現代の子どもたちが初代iPodを見ると、あまりの「古くささ」に衝撃を覚えるようです。

KIDS REACT TO 1ST iPOD - YouTube

初代「iPod」に対して現代っ子はどのような反応をするのでしょうか？

「今日、触って欲しいのはこれだよ」と初代iPodを手渡された少女。

「大昔の電話？」

古い携帯電話と予想する子どもが多いようです。

しかし、中にはバックカバーの「iPod」の文字をめざとく見つける子も。「分かった！古いiPodでしょ！」

「この古いiPod、立てることができるわ。なんてことなの！」と、自立するほど厚みがあることにビックリ。

「かわいい～」と言いながら楽しくぽちぽち。

ここで質問。

「これ何だと思う？」という質問に、「古い電話でしょ？」

「カメラ付きの古い電話」

「それは『iPod』だよ」と種明かしをされると少年は「あー……」とちょっと困惑気味。

「これは大きいけれど、古いテクノロジーは大きいものだものね」と、ごもっともな感想。

「どうやって電源を入れると思う？」と聞かれて、iPodの電源ボタンを探します。

「電源が入れられない……」

「分かった。この真ん中のボタンを押せばいいのね」と、正解を発見しました。

「音楽を聴いてみて」と言われて、ハッと何かに気づいた少女。

「このディスプレイ、タッチスクリーンじゃないわ！」

タッチスクリーンじゃないという事実はかなりの衝撃のようです。

「こんなに操作が難しいのは初めてよ」と困っています。

「ここの『Play』ボタンを押せばいいんだ」

やっと音楽再生にたどり着いた少女。

iPodを耳にあててみます。

聞こえるかな？

「スピーカーはないんだよ」と言われて、この表情。

「音楽を聴くにはヘッドホンを挿す必要があるんだよ」と言われて、「なんで？？？」

「今のiPodはイヤホンなしで聞けるよ！？」と驚く少女。

イヤホンを渡されて挿してみます。

出てきた音ににんまり。

ノリノリ。

「どうやって電話に出ると思う？」と聞かれて、「きっと『Contact』ボタンね」

「電話には出られないよ」と種明かしされるとがっかり。

「このiPodは2001年に発売されたんだよ」と言われると、「私はまだ生まれてないわ」

「できることは音楽の再生とカレンダーの閲覧くらいかな」と機能を紹介されると思わず苦笑い。

「テクノロジーがある時代に生まれて本当に良かったわ」と今の時代に感謝する少女。

「このiPodはそれまでのどの商品とも違う革新性を持っていたんだよ」と言われると、少年は「iPhone 5はすべてを持っているよ」

みながiPodを持ち歩いていたことを聞かされると、「きっと、将来もっといい物が出ると知らなかったのね」

「このiPod、いくらだったと思う？」と聞かれて、「40ドル(約5000円)くらい？」

「50ドル(約6000円)……、いや40ドル(約5000円)」

「400ドル(約5万円)だよ」と教えられると、「音楽が聴けるだけなのに？」とびっくり。

「このiPodで音楽をダウンロードしたい。iTunesを探してみて」というお題。

「さっき、インターネットにつながらないって言ったの覚えてる？」と言われて苦笑い。

「じゃあ、どうやって新しい音楽を入れるの？」

「まず音楽をCDなどからコンピューターにとりこんで、MP3にコンバートする。その後で、コンピューターと接続して音楽を取り込むんだよ」と言われると、唖然。

「ノートPCに音楽を取り込むの？」

最後に、「このiPod、どう思う？」という直球勝負の質問。

「ひどくイヤ。でも気を悪くしないでね。私たちは子どもだから」

「古いわ。ごめんね」

iPodの登場がつい先日だと感じる人もいるかもしれませんが、初代iPodよりも後に誕生した子どもたちにとっては、初代iPodは「古くさい」ガジェットと感じてしまうようです。