MicrosoftのWindows10スマホ版搭載ハイエンド「Lumia」最新モデル2機種のスペック詳細リークまとめ

Microsoftがスマホ市場に食い込むべく開発中であると2014年夏頃からウワサされているWindows Phone搭載スマートフォン「Lumia」シリーズ最新モデルの機能やスペックの詳細が、Windows Centralにからリークされました。公開されたスペックは、MicrosoftがWindows Phoneに本気で取り組んでいることをヒシヒシと感じれるものになっています。

Microsoft's Cityman and Talkman flagship Lumia phones and what you need to know | Windows Central
http://www.windowscentral.com/microsoft-cityman-and-talkman-flagship-full-details

以前までに判明していたのは、Microsoftが開発中のLumiaシリーズ最新ハイエンドモデルのコードネームが「Talkman」と「Cityman」であることと、搭載カメラやCPUおよびRAMなど端末に関する基本的な情報のみ。しかしWindows Centralは今回、開発機や企画書を見たことがあるという複数の情報筋から今までよりさらに詳細な機能やスペックを入手し公開しており、「今後に変更される可能性もあるが、正確性については大きな自信があります」とコメントしていて、詳細は以下から確認可能です。

◆Talkman
本体：マット加工もしくはポリカーボネート製
カラー：白もしくは黒
ディスプレイ：5.2インチWQHD(1440×2560) 有機ELディスプレイ
SoC：Snapdragon 808(64bit 6コア)
メモリ：3GB
ストレージ：32GB(microSDカードスロット搭載)
フロントカメラ：500万画素ワイドアングル
リアカメラ：2000万画素PureView
バッテリー：3000mAh(取り外し可能)
その他：ワイヤレス給電Qi、USB Type-C対応、生体認証Windows Hello

◆Cityman
本体：マット加工もしくはポリカーボネート製
カラー：白もしくは黒
ディスプレイ：5.7インチWQHD(1440×2560) 有機ELディスプレイ
SoC：Snapdragon 810(64bit 8コア)
メモリ：3GB
ストレージ：32GB(microSDカードスロット搭載)
フロントカメラ：500万画素ワイドアングル
リアカメラ：2000万画素PureView
バッテリー：3300mAh(取り外し可能)
その他：ワイヤレス給電Qi、USB Type-C対応、生体認証Windows Hello、アルミニウム製サイドボタン搭載

スペックだけを見ると、5.2インチディスプレイとヘキサコアCPU搭載のTalkmanに対して、Citymanは5.7インチの大きなディスプレイやオクタコアCPUを搭載しており、後者の方がハイスペック機になる模様。Windows CentralはTalkmanの正式名称が「Lumia 950」で、Citymanが「Lumia 950 XL」になるとしていますが、これは未確定とのことです。

TalkmanおよびCitymanはオプションで専用ケースとSurfaceペンが発売される可能性があり、Surfaceペンは「Surface Pro 3」に同梱されているのと同じモデルになるそうです。専用ケースはAsusの「ZenFone 2」と同じような前面に大きな穴があいたフリップカバー式で、フリップカバーを開けなくても時間や通知などを確認できるタイプになるとのこと。

また、「Munchkin」というコードネームのドッキングステーションも合わせて発売される予定。MunchkinはUSBポートと複数の映像出力ポートを搭載しており、TalkmanおよびCitymanと接続すれば、スマートフォンをデスクトップPCとして操作できる「Continuum」を使用可能。

なお、TalkmanおよびCitymanの正式発表は、2015年9月4日から9日までドイツ・ベルリンで開催される世界最大のエレクトロニクスショー「IFA 2015」になり、実際に販売が開始されるのは10月か11月になるようです。