レビュー

貼り付ける場所を選ばず粘着力も弱まらない進化した付箋紙「Magnetic」を使ってみた


粘着剤を使って壁に貼る付箋は、すぐに落ちてしまったり、デコボコのある場所にはそもそも貼れなかったりします。そんな、50年間あまり進化してこなかった従来型付箋紙を大きく進化させたのが「Magnetic」で、静電気の力で貼り付けるため場所を選ばない画期的な製品とのことなので、実際に使ってみました。

MAGNETIC: Paper That Sticks to Walls by Tesla Amazing — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/teslaamazing/magnetic-paper-that-sticks-to-walls

Tesla Amazing!
https://teslaamazing.com/

Magneticはさまざまなサイズや種類があるのですが、今回は「magnetic NOTES」のS・M・Lサイズ、「magnetic pad」のA3・A4・A5サイズ、70×52cmの「magnetic boards」、印刷用の「magnetic seats」、おまけのステッカーが届きました。


これがmagnetic NOTESのS・Mサイズ。いずれもカラーバリエーションはオレンジ・ピンク・緑・黄色・水色・白・紫・透明など複数あります。


iPhone 5と大きさを比べるとこのくらい。Mサイズのmagnetic NOTESが最も一般的な付箋のサイズに近めです。


magnetic NOTESは100枚つづり。普通紙よりもずっと薄いシートが静電気で一体化しているので、軽く曲げてみると以下のような感じで束になったまま形を保ちます。


プラスチック製のシートをペリペリと剥がしてみると……


静電気の力でぴたっと手にくっついてしまいました。


magnetic NOTESは濡れた場所以外であれば基本的にどんな素材にでもくっつきます。試しに扉にペタッと貼ってみました。


軽くmagnetic NOTESを扉に当てただけでは、端の方が少し浮くので……


手でぎゅっと押さえたり扉に軽くこすりつけるとしっかりくっつきます。今までの付箋は紙の一部にしか粘着剤がついてませんでしたが、シート全体がぴったりと対象物にくっつくので、剥がれにくいというわけです。


あとはペンでメッセージを書けばOKなのですが、水性ペンだとインクをはじいてしまったので、ボールペンや鉛筆、油性ペンなどの使用がお勧め。


色のついている面だけでなく、ひっくり返して裏面も使えます。


裏面は色のついている面と素材が違うので、ホワイトボード用のマーカーなどで文字を書けば……


指でキュキュッと消すことができ、書き直しも簡単です。


Sサイズも素材はMサイズと同じ。


magnetic NOTESを使えば壁や扉がメッセージボードに早変わりするというわけです。通常の付箋紙の場合、粘着力が弱まってぽとりと床に落ちてしまいますが、シート全体が静電気の力でぴったりくっつくmagnetic NOTESは簡単に落ちないのも優れている点。


Magneticの粘着力を落とさず何度も貼ったり剥がしたりできる様子は以下のムービーから確認可能です。

貼る場所を選ばす粘着力も落ちない進化系付箋「Magnetic」 - YouTube


magnetic NOTESのLサイズはこんな感じ。


S・Mサイズと違って細長い形の付箋です。


デコボコした壁紙にもしっかりくっつきました。


さらに、A3・A4・A5サイズ「magnetic pad」もあります。いずれも50枚つづり。


付箋紙としては大きすぎるノートやスケッチ帳ぐらいのサイズなのですが、これも壁にペタッとくっつきました。ただ、金属や扉などに比べるとデコボコして柔らかい素材の壁紙に張り付く力は弱め。レビューした数日間は落ちることはありませんでしたが、さらに時間が経過すると落ちてしまう可能性もあるのかも。


少し注意すべきなのが、クーラーなどの風が当たる場所。


風が直撃するとシートの端がめくれ、最終的には床に落ちてしまうことがあったので、直接風が当たらない場所に貼りましょう。


シリーズの中で最も大きいのが70×52cmのmagnetic boards。これもどこにでもピッタリ貼れ、1週間以上貼り付けていても自重で落ちてしまうようなことはありませんでした。


ホワイトボード用のイレーザーで書いたものはサクサク消せるので、子どもの落書きスペースとして使え、会議や話し合いも場所を選ばずに行えるようになります。


最後は印刷用の「magnetic seats」


A4サイズでレーザープリンターのみの対応です。


実際に写真を印刷するとこんな感じ。


静電気の力で束になってしまい、プリンターが紙詰まりしないかな?と思っていたのですが、印刷前は紙と紙がくっつくことはなく、紙同士がくっつくのは印刷した後のみでした。


ペリペリと台紙からmagnetic seatsを剥がして……


ペタッと壁に貼るとこんな感じ。壁を傷つけることなく写真や絵を貼れるようになるので、かなり便利。


台紙からmagnetic seatsを剥がす時に紙が丸まってしまい、きれいに貼れないこともありましたが、壁にこすりつけて静電気を起こすなどすれば何とか密着させることが可能でした。


Magneticシリーズは現在、予約販売を行っているところ。magnetic NOTESはSサイズが1つ1.49ドル(約180円)、Mサイズが2.49ドル(約300円)、Lサイズが4.99ドル(約610円)で、magnetic padはA5が5.99ドル(約730円)、A4が14.99ドル(約1840円)、A3が29.99ドル(約3680円)。magnetic boardsは5枚入りが14.99ドル(約1840円)。10枚入りが19.99ドル(約2450円)、20枚入りが34.99ドル(約4300円)となっており、magnetic seatsは15枚入りが24.99ドル(約3070円)、50枚入りが39.99ドル(約4900円)、100枚入りが74.99ドル(約9200円)です。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
巨大な付箋紙で作ったラクガキし放題の机「Post-Itable」 - GIGAZINE

マリオを何千枚もの付箋紙で作ったムービー「Mario - Post It Life」 - GIGAZINE

ホワイトボードをカバンのように持ち歩いて外出先でもアイデアが話し合える「Ideaboard」などホワイトボード4種類を使ってみました - GIGAZINE

40枚つづりのノートがまるごとホワイトボード化した「Letterforms」 - GIGAZINE

どこでも持ち歩ける自分専用ホワイトボード「NUboard(ヌーボード)」新書判・A4判・A3判変形を使ってみた - GIGAZINE

in レビュー,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.