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次期iPhoneのフラッシュメモリはサムスン製でストレージはまたもや増量する見込み

By Kārlis Dambrāns

次期iPhone用のNAND型フラッシュメモリをSamsungが提供し、それに伴ってiPhoneのストレージ容量が再び増加する、とKorea Timesが報じています。

Samsung challenges Toshiba for iPhone chips
https://www.koreatimes.co.kr/www/news/tech/2015/06/133_181766.html

Samsung jockeying to supply NAND for next-gen iPhone as Apple looks to boost storage, report says
http://appleinsider.com/articles/15/06/29/samsung-jockeying-to-supply-ssds-for-next-gen-iphone-as-apple-looks-to-boost-storage-report-says

次期iPhoneのフラッシュメモリがSamsung製のものになると報じたのは、韓国のニュースメディアである「Korea Times」。Korea Timesがある情報筋から得た情報によれば、Samsungは現在Appleと次期iPhone用のNAND型フラッシュメモリの供給に関する交渉を行っている最中で、既に中国・西安の工場で安定性と耐久性のテストを行っている段階だそうです。


2007年からサプライヤーとしてiPhoneにCPUやフラッシュメモリを供給してきたSamsungですが、特許訴訟問題などのゴタゴタや、Samsung製フラッシュメモリが他社のものと比較して高価すぎるなどの理由から、iPhone 6/6Plusではフラッシュメモリのサプライヤーから外されていました。

Samsungを外したAppleは、東芝・SKハイニックス・サンディスクといった企業からiPhone 6/6Plus用フラッシュメモリの供給を受けていました。そんなAppleがフラッシュメモリの供給元のひとつにSamsungを再び加えようとしているのは、「次期iPhoneのストレージ容量を増加させようと計画しているから」とも言われています。

2014年に発売されたiPhone 6/6Plusでは、ストレージ容量が16GB・32GB・64GBの3種類から16GB・64GB・128GBの3種類に変更されました。32GBモデルが消え、新たに大容量の128GBモデルが登場していたわけですが、これにより64GBモデルの売上が伸び、全体の売上増加にもつながったそうです。Appleはこの再現をめざしているのではないか、と情報筋は分析しています。

そして伝えられるところによると、Samsungが製造しているのは64GBのNAND型フラッシュメモリだそうです。


ストレージ容量が増加したとして、iPhoneの販売価格がどのように変化するのかは不明です。ただし、Appleのシニアバイスプレジデントを務めるフィル・シラー氏は、2015年6月に最も容量の小さな16GBのiPhoneを擁護する発言をしています。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by logu_ii

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