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Appleの音楽配信サービス「Apple Music」が方針撤回、「試用期間内は著作権者へ対価ゼロ」を取りやめに


Appleが近日公開予定の音楽ストリーミングサービス「Apple Music」は、3か月の無料トライアル期間を設けています。当初Appleは、この試用期間内では楽曲が再生された場合でもアーティストへの対価は発生しないという内容でレーベルと契約を進めていましたが、歌手のテイラー・スウィフトがAppleに対して異議を唱えたことで、Appleはその日のうちに「無料トライアル期間内であってもアーティストへの支払いを行う」と発表しました。

Apple Says It Will Pay Taylor Swift for Free Streams After All | Re/code
http://recode.net/2015/06/21/apple-says-it-will-pay-taylor-swift-for-free-streams-after-all/


Apple Musicが最初に設けている3か月の無料トライアル期間内で、Appleは音楽を提供するアーティスト・作家・プロデューサーへ対価を支払われない方針を打ち立てていました。これを知ったテイラー・スウィフトはTumblr上で「私たちはAppleに無料のiPhoneを要求しません。お願いだから私たちに無料で音楽を提供させないでほしい」とAppleに抗議しました。

テイラー・スウィフトは世界的に活躍しているアーティストですが、Apple Musicのような影響力の大きなサービスに楽曲を提供しながらも3カ月も対価が支払われない場合、新人アーティストにとっては大きな痛手になってしまいます。そのためテイラー・スウィフトはApple Musicのポリシーが変更されない限り、自身の最新アルバム「1989」の配信をApple Musicから引き下げることを発表しました。


ほかにも、イギリスの人気歌手Adeleやロックバンドレディオヘッドが在籍する「XLレコーディングス」や、多くのインディーアーティストを抱える「ドミノ・レコーズ」といった複数の著名なレーベルがApple Musicへの楽曲提供に同意していない、または拒否していることがわかっています。

2015年6月21日の朝に投稿されたテイラー・スウィフトの訴えは世界中で拡散されましたが、これを受けたAppleメディア部門のトップであるエディ・キュー氏は、同日6月21日の夜に「無料期間内であってもアーティストへの支払いを行う」と発表し、迅速にApple Musicがアーティストと真摯に向き合う姿勢を見せたわけです。この決定によって、今後Apple Musicに参加していないアーティストが楽曲を提供することも考えられます。

なお、正式なリリース日時は発表されていませんが、日本でのApple Musicの月額料金は980円、ファミリープランが1480円になると見られています。

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in ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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