子どもの動きをアラーム音とスマホの通知で見守る「Sammy Screamer」を使ってみました
持ち物に取りつけることで子どもの動きを感知してアラーム音を鳴らす見守りデバイスが「Sammy Screamer」です。Sammy ScreamerはクラウドファンディングサイトKickstarterで出資を募集しておよそ9万ドル(約110万円)の出資を集めることに成功していて、出資金を元にして開発された製品が編集部に届いたので、実際に身の回りの物に取りつけて使ってみました。
Sammy Screamer - Motion Alarm - BleepBleeps
http://bleepbleeps.com/pages/sammy-screamer-motion-alarm
正方形の平らな箱に入ったSammy Screamerが編集部に到着。
前面のフタ部分から箱を開けます。
箱の中には、「Hi, I'm Sammy Screamer.」と書かれた挨拶文とともにSammy Screamer本体が収まっていました。
Sammy Screamerを手に載せてみるとこんな感じで、手のひらにすっぽりと収まる大きさ。丸みを帯びた形状は子どもが触ってもケガをしにくいように設計されています。
今回届いた3色のSammy Screamerを並べてみるとこんな感じ。3色ともポップな色合いで、中央には口に見立てたスピーカーがあり、上部に丸い目をあしらったデザインが施されており、少しとぼけたような、なんとも憎めない表情を浮かべています。
背面にはストラップホール、製造メーカーの「bleepbleeps」のロゴが入った電池ブタ、BleepBleepsの音符マーク、細い針などを刺し込むリセットボタンがあります。
Sammy Screamerを使い始める前に、絶縁シートを抜いて準備しておきます。
Sammy Screamerを操作するには、iOSとAndroid向けに提供されている専用のアプリを使います。
BleepBleeps on the App Store on iTunes
https://itunes.apple.com/us/app/bleepbleeps/id887621486
BleepBleeps - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.bleepbleeps.android
今回はiPhone 5sを使ってSammy Screamerを操作していきます。App Storeで「bleepbleeps」と検索して、アプリをインストール。
インストール後、端末のBluetooth機能をオンにしておき、アイコンをタップしてアプリを起動します。
アプリの初期画面はこんな感じでカラフルなSammy Screamerたちが出迎えてくれます。「GET STARTED」をタップ。
「アプリの通知を端末に表示するかどうかはユーザーの自由ですが、Sammy Screamerが動いたことを知るためには通知をオンにする必要があります」と表示されています。子どもの安全を守るための機器なので、「I UNDERSTAND」をタップして通知がくるよう設定しておきます。
「OK」をタップ。
Sammy Screamerをアプリに追加するために、中央のボタンをタップ。
初回のみ、利用規約に同意するかどうかを聞かれます。「Agree」をタップ。
すると、自動で端末の近くにあるSammy Screamerの検索が始まり……
Sammy Screamerが見つかると、画面上に「Found Sammy」と表示されます。端末とSammy Screamerを接続するため「CONNECT ME」をタップ。
接続が完了するまで数秒待ちます。
Bluetoothペアリングを要求されるので「ペアリング」をタップ。
無事に接続が完了すると、チュートリアルが始まるので、画面を左にスワイプして読み進めていきます。「Give me a shake...(僕を持って少し振ってみてよ)」と表示されたので……
Sammy Screamerを軽く振ってみると、「ピロリンピロリン!」とアラーム音が鳴り、正常に作動していることを確認。「Screamer(叫ぶ人)」の名の通り、けたたましい叫び声のような高音のアラームが鳴り響きます。
アプリに戻ってチュートリアルを進めていきます。Sammy Screamerを動かした時に音を鳴らすかどうかを選択。今回は音を鳴らす方のアイコンをタップ。
Sammy Screamerをどのくらいの強さで動かしたらアラームを出すのかを、「EASY GOING(低感度)」「BALANCED(普通)」「HIGHLY STRUNG(高感度)」の3つから選択。今回は中間の「BALANCED(普通)」を選択しました。
Sammy Screamerと端末はBluetoothで接続されていて、約30mまで離れても通信可能とのこと。
アプリに黄色い電波マークが表示された時は、端末とSammy Screamerの接続が途切れていることを表します。端末とSammy Screamerの距離が近づくと、自動で再接続してくれるようです。
アプリ上ではSammy Screamer1個1個を見分けるために名前をつけることが可能。初期設定では端末の色(ここでは「Red」)となっています。
今回はSammy Screamerをポップコーンの缶に取りつけてみるべく、名前を「ポップコーン」としました。
これにてチュートリアルが終了。そのままSammy Screamerを使う場合は「WAKE」をタップします。
アプリのホーム画面はこんな感じ。Sammy Screamerの本体色に合わせたアイコンと壁紙が表示されていて、アイコンの下には先ほど名付けたSammy Screamerの名前「ポップコーン」と、端末の状態(SLEEP:静止)が出ています。
設定が完了したところで、さっそくSammy Screamerを使ってみます。Sammy Screamerには磁石が内蔵されているので、クッキー缶などの裏にペタリと取りつけることが可能。今回は子どものお菓子食べ過ぎを防ぐことを想定して、ポップコーン缶のフタの裏に貼りつけてみました。
Sammy Screamerを缶のフタに取りつけて、フタを開けるとけたたましいアラーム音が鳴り響いてアプリに通知が来る様子は、以下のムービーから見ることができます。
「Sammy Screamer」を取りつけた缶を開けるとアラートが鳴り響く様子 - YouTube
アプリを開いた状態でも、Sammy Screamerが動きを検出すると通知を受け取ることが可能。子どもの見守りを目的とした製品のため、「Help! I'm moving!(助けて!僕、動いちゃってるよ!)」という通知が来ます。
Sammy Screamerの設定を変更するには、ホーム画面の下部にある設定アイコンをタップ。
スリープ/起動のスイッチや、感度、通知音のオンオフなどを変更可能です。
スリープ/起動スイッチをスリープ側へスライドさせると、Sammy Screamerを動かしても音が鳴らない状態にすることができます。スリープに設定するとアプリの画面が暗くなり、スリープ状態であることが一目で分かるようになっています。
また、設定画面を下にスクロールすると、Sammy Screamerのバッテリー残量や、接続状況、起動時間、動作を感知した回数を見ることも可能。
ホーム画面上部の3本線のアイコンをタップすると……
Sammy Screamerの作動した時間などが確認できるようになっていました。
ホーム画面に戻って、左上の音符アイコンをタップ。
ここからは、アプリで操作するSammy Screamerを増やしたり、開発元のBleepBleepsに連絡をとったり、Sammy Screamerを追加購入したりすることができます。
Sammy Screamerを2個追加してみると、ホーム画面にSammy Screamerが3個並んで表示されました。
子どもの室内の出入りの見守りを想定して、青色のSammy Screamerをドアノブに取りつけて、ドアを開けるとアラーム音が鳴るように設置してみました。
ドアノブに取りつけたSammy Screamerがドア開閉時に動作している様子は、以下のムービーから見ることができます。Sammy Screamerが作動すると廊下にまでけたたましい音が鳴り響き、子どもがふと目を離した隙に部屋から出て行ってしまっても、一瞬で分かるようになっています。
「Sammy Screamer」を取りつけた扉を開けるとアラートが鳴り響く様子 - YouTube
Sammy Screamerは、子どもが触ってはいけないモノに貼り付けてスマートフォンで管理できるほか、扉に貼っておけば子どもの室内の出入りや、帰宅したことなどがスマートフォンで簡単に確認できるようになるわけです。お出かけのときに子どものリュックサックに付けてあげれば、迷子の防止にも使えそうです。
なお、Sammy ScreamerはBleepBleepsの公式サイト上で1個50ポンド(約9500円)、2個セットが95ポンド(約1万8000円)、3個セットが135ポンド(約2万6000円)で販売されていて、日本への発送にも対応しており送料は無料となっています。
Products – BleepBleeps
http://bleepbleeps.com/collections/all
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