すごいデザインのアプリを表彰する「Apple Design Awards 2015」に選ばれた12個のアプリまとめ
Appleの開発者向けイベント「WWDC15」が日本時間2015年6月9日(火)午前2時から行われ、iOS 9やMac OS X El Capitanなどが発表されましたが、WWDCでは優れたソフトウェア開発者を選出する「Apple Design Awards」も同じく開催され、2015年はインタラクティブゲームや児童用学習ゲーム、株式売買アプリや仕事用ツールなど合計12作品が表彰されました。
Apple Design Awards - Apple Developer
https://developer.apple.com/design/awards/
表彰されたアプリは以下の12作品です。(価格はいずれも記事作成時点のもの)
◆01:Shadowmatic(360円)
iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Shadowmatic
Shadowmaticは、光の当てられたオブジェクトを回転させたり動かすことで、壁に投写される影のシルエットの変化を楽しむという想像力を刺激するパズル。
以下のムービーのように、オブジェをぐりぐり動かすことで目的の影の形を作り出すというパズルになっています。
Shadowmatic launch trailer - YouTube
◆02:Metamorphabet(480円)
iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Metamorphabet (メタモロファベット)
指でアルファベットをタップしたり回転させることで、文字をいろいろな形に変化させていくという子供から大人まで楽しめるインタラクティブなゲーム。
実際にどんな風に遊ぶのかは、以下のムービーを見ればわかるようになっています。
Metamorphabet Trailer (Widescreen) - YouTube
◆03:Robinhood(無料・日本のApp Storeでは取扱いなし)
Robinhood - Free Stock Trading on the App Store on iTunes
RobinhoodはiPhone、iPad、Apple Watchに対応した株式売買アプリで、登録したユーザーはなんと売買取引手数料が無料という画期的なサービス。サービス内容もさることながら、シンプルでクリーンなUIデザインも評価されています。
アプリはApple Watchにも対応しているので、端末を取り出さなくても素早い決済が可能になっています。
◆04:Affinity Designer(Mac用・4800円)
Mac App Store - Affinity Designer
「Illustrator代替ソフト」とも評されるAffinity Designerは、わずか4800円という価格で高機能なペイント系・ドロー系両方の画像編集が可能なソフト。PNGやJPG、PDFをはじめ、PSDやEPSといったデータを作成できるという特徴を持っています。
OS Xに搭載されるOpenGLやGrand Central Dispatch、CoreGraphicsにフル対応し、64ビットマルチコアプロセッサの性能をフルに発揮した編集が可能です。
プロ仕様の編集やエフェクトが可能で、印刷物にも耐える性能を備えているとのこと。
◆05:Crossy Road(クロッシーロード)(無料)
iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 クロッシーロード
自動車や鉄道が行き交う道路や川を、ニワトリなどのキャラクターでひたすら横断しまくるというシンプルなのに中毒性を持つゲーム。斜め上方から見た視点と、ドット絵のキャラクターの質感が懐かしくも新鮮です。
少しプレイがしやすくなるiPad版アプリもリリースされています。
実際のプレイ画面はこんな感じ。単に道路を横断するだけなのに、スリル満点のゲームを楽しむことができます。
Crossy Road - Gameplay Launch Trailer (By Hipster Whale) - YouTube
◆06:Fantastical 2(Mac用・4800円)
Mac App Store - Fantastical 2 - Calendar and Reminders
Fantastical 2はOS X Yosemiteのために新たにデザインしなおされたインターフェースを持つカレンダーアプリで、ToDoリストともいえる機能が盛り込まれた多機能カレンダー。
大きな特徴の1つが、自然言語で入力した文字や、音声での入力を解析して自動でカレンダーに登録してくれる点です。もちろん日本語入力にも対応済み。
Fantastical 2はiPhone版やiPad版アプリをリリースしているほか、Apple Watchにも対応しているので、いつでも高機能なカレンダーを使えるようになっています。
実際に動かしている画面は、以下の公式ムービーで確認することができます。
Fantastical 2 for Mac - What's New - YouTube
◆07:Workflow(400円)
iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Workflow: Powerful Automation Made Simple
WorkflowはiPhoneに入っている複数のアプリを自動的に連携させることで、従来だと手間のかかっていた複数のアプリにまたがる作業をワンタップで自動化するという「アプリ」を作成できるアプリです。
例えば以下の画像では、ワンタップで最寄りのコーヒーショップまでの道のりを示してくれる「Walk to Coffee Shop」や、チップ計算機の「Tip Calculator」、現在位置を測定してSNSなどでシェアする「Share Location」などの機能が並んでいます。これらは全て、複数のアプリを連携させて実現される機能となっています。
作成したプチアプリはアイコンにしてホーム画面に置いておくことが可能。いつでも必要な時にサッと機能を使うことができるようになります。
◆08:Does Not Commute(無料)
iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Does not Commute
自動車ゲームの「Does Not Commute」は、一見すると普通のレースゲームのようですが、ジャンルとしてはレースゲームとパズルゲーム、そしてアクションゲームをまぜこぜにしたようなゲーム。
基本的にはスタート地点からゴール地点にたどりつくゲームで、最初は自車だけが登場するため難易度は低い状態。しかし、ステージをクリアするごとに自分の運転した車両が画面に登場し、どんどん障害となる自動車が増えるので、難易度がぐいぐいと上がっていくというわけです。
ステージが進むにつれ、道路上はカオス状態に突入。
1台だけの状態からどんどん車両が増え、えらいことになっていく様子は以下のムービーで見ることができます。
Does not Commute – Out now - YouTube
◆09:Vainglory(無料)
iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Vainglory
Vaingloryは複数のプレイヤーがチームに分かれて勝利を目指すというMOBAMOBA系ゲームの1つで、iPadおよびiPhoneのタッチディスプレイ環境に最適化された点が大きなポイントです。
流麗で高精細なグラフィックが高く評価された模様です。
ゲームの中身やグラフィックのレベルは、以下のムービーを見れば一発でわかります。
Vainglory ベイングローリー・日本上陸トレーラー - YouTube
◆10:Pacemaker(無料)
iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Pacemaker – あなたのオリジナルミックスが、瞬時にできる!
Pacemakerは、iPhone・iPad・Apple Watchに対応したリミックスアプリで、ミニマルでクリーンな画面を操作して複数のトラックをつなげてDJプレイを行えるようになっています。トラック同士のシンクロ機能や各種フィルターを搭載し、多彩なプレイが可能になっています。
Pacemakerのプロモーションムービーでは、どのようなリミックスが可能なのかが紹介されています。
Mix Everything on Pacemaker for iPad with iTunes and Spotify - YouTube
また、Apple Watchを使って手元でリミックスを行うことも可能。以下のムービーではそのイメージを見ることができます。
Pacemaker® for Apple Watch™ - One-touch-mixing magic! - YouTube
Pacemakerの公式YouTubeチャンネルではPacemakerの使い方やフィルタの種類が解説されているので、こちらも参考になりそうです。
Pacemaker - YouTube
◆11:Elementary Minute(120円)
iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Elementary Minute
クイズゲームのElementary Minuteは、画面に表示された問題に対し、◯か×を画面を上下にスワイプして回答するという極めてシンプルなUIを持っています。通常モードと、制限時間5秒のラッシュモードを楽しむことができ、回答後には傾向を分析することもできるとのこと。
Apple Watchにも対応しているので、ヒマつぶしにはピッタリかも。ただし、記事作成時点では英語とドイツ語しかサポートしていないようです。
◆12:jump-O (無料)
iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 jump-O
インディー系ゲームの「jump-O」は、さまざまな障害物を避けながら「◯」で表示される自分をゴール地点へと導くゲームで、操作はiPhone本体の傾きと画面タップだけというシンプルなもの。白黒の画面で操作もシンプルという実にミニマルなゲームですが、それだけにハマりそうな雰囲気が漂うゲームです。
実際にゲームをしている様子は、以下のムービーで確認することが可能です。
Trailer :: jump-O for iOS - YouTube
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