にんにく不使用で口臭が気にならない食べラー「乙女たちのおかずラー油」を食べてみました
2015年3月2日にエスビー食品の「おかずラー油」シリーズが刷新され、従来通りのオーソドックスな食べるラー油「俺たちのおかずラー油」、油の量を減らしたふりかけタイプの「俺たちのパラパラおかずラー油」に加えて、新たににんにく不使用の「乙女たちのおかずラー油」がラインナップされました。乙女たちのおかずラー油は辛さ控えめでにんにくの臭いを気にする必要もないとのことなので、俺たちのおかずラー油シリーズとどう違うのか食べて確かめてみました。
乙女たちのおかずラー油110G エスビー食品株式会社
http://www.sbfoods.co.jp/products/catalog/products_detail.php?GDSCODE=14178
これが「乙女たちのおかずラー油」。ガラス製の小瓶に入っています。
ふたには「やっぱ旨い!」の文字。これは俺たちのおかずラー油シリーズと共通のデザインです。
「ニンニク入ってないわよ!」と、にんにく不使用を大きくアピール。
原材料は、食用とうもろこし油、赤唐辛子、アーモンド、食用ごま油、調味料(アミノ酸等)、オニオンパウダー、砂糖、フライドオニオン、粉末醤油などとなっています。にんにくが入ってない代わりに俺たちのラー油シリーズよりもアーモンドの含有量が多いようです。
エネルギーは100gあたり696kcal。俺たちのおかずラー油が671kcal、俺たちのパラパラおかずラー油が560kcalなので、意外にも乙女たちのおかずラー油が最もカロリーが高いようです。
瓶の底には具材がたっぷりたまっていて、瓶を振っても微動だにしないほどのぎっしり具合。
キャップを開けると、奥には透き通ったラー油。
スプーンで底からすくうとグッと手応えを感じるほど、具材がたっぷり詰まっています。見た目はにんにく入りの俺たちのおかずラー油とそれほど大きな違いはありません。
小皿に移し替えるとこんな感じ。
見た目を俺たちのおかずラー油シリーズと比べてみました。左から俺たちのおかずラー油、俺たちのパラパラおかずラー油、乙女たちのおかずラー油で、乙女たちのおかずラー油は俺たちのおかずラー油と一目で見分けることはできないほどよく似ていました。
まずは「食べラー」の基本レシピとして、熱々のご飯の上にかけてみます。
食べてみると確かに辛さは控えめで、辛いのが苦手でなかなか食べるラー油に手が出ないという人でも食べられそうなマイルドな辛さです。ザクザクした確かな食感があり、ふりかけ代わりにご飯のお供に十分なる味。ただし、ラー油でご飯がべたつくので、ご飯との相性の良さではふりかけタイプの俺たちのパラパラおかずラー油には及ばないと言わざるを得ません。
次にイカフライにたっぷりかけてみると……
油ものの上にラー油を載せたためか、みるみるうちに衣が真っ赤に染まりました。スパイシーな味自体はイカフライによく合いますが、油っぽさが2倍以上にアップするので乙女たちのおかずラー油の良さは引き出せていないように感じました。
意外なものが合うのではないかと考え、出汁がたっぷり染みこんだおでんの大根に乙女たちのおかずラー油をたっぷり載せてぱくりと食べてみたところ、マイルドな辛みがなぜか苦みに変わってしまい、これは完全に失敗作。
サラダの上に載せるとまずまずの印象。どうやら、乙女たちのおかずラー油はあっさりした食材との相性が良いようです。
ということで、エスビーの「みんなのレシピ」にある「納豆ラー油冷奴」が良さそうなので、冷ややっこ、納豆、万能ネギに乙女たちのおかずラー油を載せて食べてみると、スパイシーさだけでなく確かなうま味が感じられ、豆腐本来のすっきりした後味も汚すことなくパクパク食べられました。乙女たちのおかずラー油はマイルドな辛みと凝縮されたうま味があるので、あっさりした料理によく合いそうで、食欲が落ちる暑い夏に重宝しそうな調味料と言えそうです。
乙女たちのおかずラー油は辛みや香ばしさという点では俺たちのおかずラー油や俺たちのパラパラおかずラー油には一歩及びませんが、にんにく不使用なので食べた後の口臭を気にする必要がないという安心感のある調味料で、食卓に備え置きしておくと、食事の後に他人と会う予定があるけれど無性に食べるラー油を体が欲している、という緊急の場面で大いに役立ってくれそうです。
乙女たちのおかずラー油は一瓶110g入りで税別330円で、賞味期間は開封前だと18カ月となっています。
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