デルのLinux用ノートPC「M3800」4Kモデルの実物はこんな感じ
デルから発売中のモバイルワークステーション「Precision M3800」には、開発者向けにアップグレードしたLinux用のM3800があり、実物を手に入れた海外ニュースサイトのArs Technicaが本体の画像やベンチマークテストの結果を公開しています。
Dell’s Linux PC sequel still “just works”—but it adds 4K screen and rough edges | Ars Technica
http://arstechnica.com/gadgets/2015/03/review-dell-m3800-developer-edition-is-a-great-linux-pc-with-a-few-rough-edges/
コレが開発者向けバージョンのM3800。
ディスプレイおよびキーボードは黒がベースのデザインです。
キーボードはアイソレーションキーボード。
本体右側面にはSDカード差し込み口、USB 3.0ポート、USB 2.0ポート、ケンジントンロックスロットを搭載。
左側面にあるのは、アダプタの差し込み口、HDMIポート、Thunderbolt 2ポート、USB 3.0ポート、イヤホンジャック、バッテリーメーター。
底面にはメタルプレートが搭載されていて、開いてみると……
シリアルナンバーなどが記載されています。
開発者向けバージョンのM3800はCPUに2.3GHz Intel Core i7-4712HQを採用。RAMは8GBおよび16GBのDDR3-1600から選択でき、500GBのHDDもしくは256GBのSSDのどちらかを選べます。画像にうつっているのはSSDを選択したモデルで、GPUはNvidia Quadro K1100Mです。
背面ケースの裏側。
電源アダプタと……
ギガビット対応のUSB3.0LANアダプタが同梱されています。
電源オン。M3800のディスプレイは15.6インチで、1920×1080のUltraSharp FHD Touchと、3840×2160のUltrasharp IGZO2 UHD Touchから選択可能です。画像のディスプレイは3840×2160のIGZO2、つまり4Kになります。
4Kディスプレイでのbash(Bourne Again Shell)は動作および表示に問題なし。
ディスプレイをアップで見ると、赤・緑・青色のカラーフィルターが光を発しているのがわかります。
購入した状態でSSDはパーティション分割されています。
LibreOfficeの動作・表示は4Kディスプレイでも違和感ありません。
ユーティリティソフトウェアに含まれているSysinfoは、スケーリングに問題ありで、表示が少しおかしくなってしまいました。
統合開発環境のEclipse IDEのスタート画面。
Chromiumの表示はバッチリに見えますが、ちょっと余白が目立ちます。
開発者向けバージョンのM3800のシングルコアでのベンチマークをレノボの「ThinkPad X1 Carbon」「XPS 13」「HP EliteBook Folio 1020 G1」と比較したグラフが下記になります。数値が高いほど優れており、M3800は4機種の中ではトップの値をマーク。
マルチコアでのベンチマークを比較すると、M3800が圧倒的に優れているものの、青色のメモリのスコアのみThinkPad X1 Carbonを下回る結果になりました。
コレはWi-Fi接続でブラウジングした時のバッテリーライフのベンチマーク。バッテリーに関してはM3800が最下位になりました。
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