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メモ

電子書籍が登場するまでに起きた読書に関する革命的出来事とは?

By Jonathan Rashad

Amazonが電子書籍リーダーの「Kindle」を発売してからというもの、電子書籍の流通が加速し書籍のデジタル化は読書にとって革命的な出来事になりました。しかしながら、電子書籍が登場する以前にも読書のスタイルを変えるような大きな出来事が起こったわけで、その中でも有名なものをThe Atlanticが公開しています。

10 Reading Revolutions Before E-Books - The Atlantic
http://www.theatlantic.com/technology/archive/2010/08/10-reading-revolutions-before-e-books/62004/

◆1:精読から多読へ

By Frogglin

精読とは、内容を考えながら丁寧に文章を読むこと。対して多読とは、意味が分からない単語が出てきても辞書を使わずにとばして大体の意味を理解しながら読むことです。多読が生まれたのは18世紀ごろとされていて、本の読み方に劇的な変化をもたらしたことから読書革命の1つとされています。

◆2:印刷革命

By Dave Herholz

ドイツ出身のヨハネス・グーテンベルクは、1439年頃にヨーロッパで初めて活字の印刷技術を生み出した後、印刷に油性インクや印刷機を採用し、書物の大量生産を可能にした人物。それ以前は機の板に文章や絵を直接彫って印刷する木版印刷が主流で少量生産しかできなかったため、本の生産システムは劇的に変化し、後に印刷革命と名付けられました。

◆3:アルファベットの登場

By Kyle Van Horn

世界中でほとんどの人が知っていると言っても過言ではないくらいに広まったアルファベットがいつ誕生したのか、正確な時期は明らかになっていません。アルファベットを大きく発展させたのは古代ギリシャ。古代ギリシャは母音を表す文字と子音を表す文字を区別するようにしたり、子音の数を増やしたりして独自に進化させ、アルファベットは後にラテン語で使用されるラテン文字のもととなりました。

◆4:本の形

By Steve Rhodes

The Atlanticによると、古代には巻物から折りたたみ式の文書への移行があったとのこと。折りたたみ式の文書は巻物より製造コストを抑えられ、かつ持ち運びにも便利だったことや、キリスト教の書物に使用されたことから古代ローマ帝国時代に爆発的に普及したそうです。巻物を意味する英単語「Scroll(スクロール)」は歴史から姿を消してしまったものの、PCの操作の名称としてその名残をとどめています。

◆5:素材の進化

By Mike Bailey-Gates

古代エジプトでは植物の茎の繊維を使ったパピルス紙が筆記媒体として使用されていました。パピルス紙を入手できない場所で使われていたのは動物の皮を加工した羊皮紙。日本でも木簡や竹簡を使って文字を書いていましたが、紙の登場により全てが変わります。紙を発明したのは紀元前150年ごろの中国とされていますが、詳細は明らかになっていません。

◆6:産業革命

By Paco CT

The Atlanticが数ある読書の革命的進化の中で最も重要だと主張するのが18世紀半ばから19世紀にかけてイギリスで起こった産業革命です。蒸気の力を利用して印刷機を稼働させ、本や新聞、広告チラシの大量生産を実現。さらに蒸気から電気に動力が移り生産性が一気に上がり、それに合わせて印刷物の消費も以前とは比べものにならないくらい増えたそうです。

◆7:コンピュータ言語

By nyuhuhuu

読書とは少しずれてしまいますが、コンピュータが処理できる形式に設計されたコンピュータ言語は、「読む」という行動の歴史を語る上では外せません。コンピュータ言語といっても、プログラミング言語やデータ記述言語など複数の言語があり、情報化社会の現代ではなくてはならないものにまで進化しました。

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in メモ, Posted by darkhorse_log