試食

「激辛注意」の麻婆豆腐やチキンケバブなど、「アジアン味缶詰」全6種を食べてみた


缶詰や冷凍食品、ちくわやかまぼこなどの加工食品を数多くラインナップするマルハニチロから、2014年秋に激辛注意という注意書きを記載した「アジアン味」缶詰シリーズとして「キーマカレー」「ダッカルビ」「ガパオ」「チキンケバブ」「麻婆豆腐」「タンドリーチキン」が登場しました。いったいどれほどの激辛っぷりに仕上がっているのか、意味もなく使命感に駆られた気がしたので全種類を試してみることにしました。

新商品・リニューアル商品|商品情報|マルハニチロ株式会社
http://www.maruha-nichiro.co.jp/products/new2014_automn2.html

ということで、ズラッと並べたマルハニチロの「アジアン味」6種類。麻婆豆腐やダッカルビなど、缶詰めながら晩ご飯のおかずになりそうなラインナップです。ネットショップのレビュー欄などでは「辛いだけ」「後悔するレベル」とまで評されることもあるアジアン味だけに、いったいどのような味に仕上がっているのか色んな期待が高まります。


缶の横にさりげなく書かれた「激辛注意」の文字。頭の中には「やめとけ……」というもう1人の自分の声が聞こえてきます。


しかしここで後には引けないので、まずは外観チェック。まずはキーマカレー。インドの料理です。


缶の天面には、思わず味を連想してしまう鶏そぼろの写真がレイアウトされていました。


名称は「キーマカレー」と直球そのまんま。鶏肉に次いで多く入っているのがトマト・ピューレー漬け。たまねぎ、カシューナッツ、おろしにんにく、そして味付けに欠かせないガラムマサラなどが入っています。


缶をパカッと開けて味をチェックしてみます。


細かな鶏そぼろがミックスされたピューレ状のカレーが入っていました。開けた瞬間から、いかにも「キーマカレー」といった特徴的な香りが漂います。


おそるおそるひと口パクリ。強烈な辛さを想像していた口には、拍子抜けとも言えるほど食べやすいキーマカレーの味に逆にビックリ。たしかに後味はピリッとするものの、むせるような辛さは全くなく、これなら少し辛いものが得意な人であればぜんぜんOKのレベルです。


しかし顔に近づけてみると、なんとなく目に刺激を感じます。そぼろ状の鶏肉にもよくカレーの風味がよくきいており、香辛料の香りと相まって食欲が刺激される味になっていました。人によっては「少し塩辛いかな?」と感じるかもしれません。


つづいて、おとなり韓国からのダッカルビ。


ダッカルビ特有の、ごま油風味の甘辛い味が舌によみがえってきます。


名称は「鶏肉とたまねぎのコチュジャン炒め(ダッカルビ風)」。鶏肉、玉ねぎをごま油や唐辛子、コチュジャンなどで味付けしたメニューとなっています。


コチュジャンとごま油の甘辛い香りが漂い、ソースの中にはトロトロに煮込まれた玉ねぎの姿を確認することもできます。


ホロホロになるまで調理された蒸し鶏は、口に入れた瞬間にかまずにくずれてしまうほど。コチュジャンで味付けられたソースはしっかりと辛く仕上がっており、とろみのあるソースのおかげもあって口の中がヒリヒリしてくるあたりは「激辛注意」のコピーもダテではありません。


こちらはタイの人気料理でナンプラー(魚醤)とバジルの風味が特徴のガパオ。


天面には、おいしそうに調理された鶏そぼろなどの様子がプリントされています。


商品の名称は「鶏肉とピーマンのバジル炒め(ガパオ)」とのことで、写真で赤く見えていたのはピーマンでしょうか。原材料には鶏肉、赤ピーマン、バジル、ナンプラー、オイスターソースなど特徴的な名前が並びます。「辛くないのでは?」と思いながら読んでいくと、中ごろにちゃんと「唐辛子」の文字。


フタを開けた瞬間から少し酸味のある香りが鼻をくすぐります。ナンプラーとオイスターソースからの独特の香りがエスニック感をよく醸しだしていました。


ひと口パクリ。やはりナンプラー特有の酸味を感じさせる風味がじつに鶏肉にマッチしており、こちらも食欲がよく刺激されます。そして、意外な塩辛さを感じるのもキーマカレーと同じ。


そしてこちらもエスニック感漂う「チキンケバブ」。ケバブはトルコ周辺が起源といわれる料理です。


いかにも辛そうな赤色のソース


名称は「鶏肉ピリ辛味付け(ケバブ風)」。こうやって見てみると、ネーミングにもいろいろなパターンがあるようです。蒸し鶏や「乳等を主要原料とする食品」、ソテーオニオン、そしてコリアンダーパウダー、ブラックペッパー、シナモンパウダーなどのスパイスがふんだんに使われている模様。


キーマカレーとはまた違うエスニック感を持ち、コリアンダーが醸し出す香りはまさに「ケバブ」の風味。


ひと口モグモグ。蒸し鶏はしっかりとした歯ごたえで、ダッカルビの蒸し鶏とはまた違う食感。ブラックペッパーが入っているという味付けはこちらもしっかりと辛いタイプ。これこそ「激辛注意」にふさわしいもので、先ほどのダッカルビとの波状攻撃で口の中が「ヒー」となる状態に突入。


古くから日本でもおなじみの「麻婆豆腐」もアジアン味にラインナップ。


麻婆豆腐もいろいろありますが、コレは明らかに辛いタイプのヤツ。


名称は「麻婆豆腐」で、原材料にはトウチジャン、甜麺醤(テンメンジャン)、紹興酒、豆板醤など、いかにもといった名前が並びます。


麻婆豆腐はどんな味に仕上がっているでしょうか。缶にプリントされた写真と同じように、一目見るだけで辛さを思い起こさせる黒いタイプの麻婆豆腐になっており、これまでの4品とは明らかに違う甜麺醤(テンメンジャン)やしょうゆ、ニンニクといった風味にあふれる香りを感じます。


ひと口パクリ。山椒の香りをほどよく感じるマーボのソースは確かに辛めの部類には入るものの、適度な辛さで幅広い人に楽しめるレベル。これ一缶だけでごはん3杯はいける感じです。豆腐は意外に思えるほどしっかりした食感でした。また、このメニューも意外なほど塩味を感じます。


そして6品目はインドを発祥の地とする「タンドリーチキン」。


タンドリーチキンといえば、スパイシーに味付けされたチキン。


名称は「鶏肉カレー味付け(タンドリーチキン風)」。蒸し鶏に次いでカレー粉がふんだんに使用されている模様です。


開けた瞬間に強くカレーの風味を感じ、口の中に味のイメージが一気に広がりました。


モグモグ。いわゆる「カレー」の風味がよく出ており、上記のチキンケバブと同じ系統の味ではあるものの、こちらはいくらかマイルドな味付け。「激辛」をうたうだけあってそれなりの辛さは感じますが、こちらも少し辛い味が好きな人ならぜんぜんOKのレベルといえそう。


6種のメニューを独断と偏見で参考程度にランキングしてみたのがこちら。個人差はあると思いますが、チキンケバブの辛さと独特のエスニック感は群を抜いているといえそうです。


電子レンジで温めて、炊きたてのごはんに乗せて食べてみました。温めることで風味が増し、いずれのメニューも缶詰ながら極めてごはんが進む缶詰シリーズとなっていました。


全種類を食べ比べてみると、確かにいくつかのメニューは非常に辛くて「辛いだけ」という評価も無理はないと思わされるレベル。しかし、どのメニューもそれぞれ独自の風味を持っており、決して辛いだけではなくそれぞれのうまみを食べ比べてみるのも楽しめるラインナップになっていました。

マルハニチロ「アジアン味」シリーズは現在販売中で、Amazonのショップでは1缶あたり税込191円で購入することが可能です。

Amazon.co.jp: マルハニチロ アジアン味 キーマカレー 65g缶: 食品・飲料・お酒


Amazon.co.jp: マルハニチロ アジアン味 ダッカルビ 65g缶: 食品・飲料・お酒
http://www.amazon.co.jp/dp/B00NGB70NK

Amazon.co.jp: マルハニチロ アジアン味 ガパオ 55g缶: 食品・飲料・お酒
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Amazon.co.jp: マルハニチロ アジアン味 チキンケバブ 60g缶: 食品・飲料・お酒
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Amazon.co.jp: マルハニチロ アジアン味 麻婆豆腐 65g缶: 食品・飲料・お酒
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Amazon.co.jp: マルハニチロ アジアン味 タンドリンチキン 60g缶: 食品・飲料・お酒
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in 試食, Posted by darkhorse_log

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