Microsoftが仮想通貨「Bitcoin」での支払いに対応開始

By Gareth Rushgrove

Microsoftが、Windows StoreやXbox Games、Xbox Musicなどで購入するアプリの決済方法として仮想通貨「Bitcoin(ビットコイン)」での支払いに対応することを発表しました。

Now you can exchange bitcoins to buy apps, games and more for Windows, Windows Phone and Xbox - The Fire Hose
http://blogs.microsoft.com/firehose/2014/12/11/now-you-can-exchange-bitcoins-to-buy-apps-games-and-more-for-windows-windows-phone-and-xbox/

How do I use Bitcoin with my Microsoft account?
https://commerce.microsoft.com/PaymentHub/Help/Right?helppagename=CSV_BitcoinHowTo.htm

Microsoftがビットコイン決済を導入したことで、ユーザーはMicrosoftのアカウントを通じてWindowsやWindows Phone、Xboxのアプリ・ゲームなどのコンテンツの支払いにビットコインを使用できるようになりました。ビットコインの決済にはBitPayのシステムを利用しているとのことです。

ビットコインは常に価格が変動しているので、支払われたビットコインを保有している企業には価格変動によるリスクが発生します。BitPayはビットコインの決済を請け負う企業で、企業がBitPayにビットコインを持ち込めば、BitPayは現金に換金して企業に支払ってくれるというわけです。

MicrosoftのUniversal Storeの本社副社長であるEric Lockard氏は「ビットコイン決済の採用により、ユーザーに幅広い選択肢を提供でき、また、ユーザーがデバイスやクラウドでできることの可能性が広がります。ビットコインといった仮想通貨は主流ではありませんが、アーリーアダプターの間では急成長を見せています。我々は、ビットコインが今後も成長し続けることを予想しており、ビットコイン決済の採用がMicrosoftをトレンドの最先端に押し上げてくれると思っています」と、ビットコイン決済の導入について語りました。

Mozillaがビットコインでの寄付を受け付けていたり、イギリスのGoogleがビットコイン専用のATMを社内に設置するなど、Microsoft以外の大手IT企業もビットコインに前向きな姿勢を見せており、今後もビットコイン受け入れの動きは広がっていく気配を見せています。

なお、記事執筆現在では、Microsoftのビットコイン決済サービスはアメリカ国内のユーザーにのみ提供されており、日本でも同様のサービスが始まるかどうかは今のところ不明です。