自分が好きな機能だけを組み合わせられてパーツ交換も簡単な自作スマホ「Puzzle Phone」をNokiaが共同開発中
スマートフォンはバッテリー・ディスプレイ・CPUなど部品が1つにまとめられているため、どれか1つでも故障すると修理ではなく本体ごと交換することがあり、かかってくる費用が高額になってしまうこともあります。そんな悩みを解消してくれそうなのがユーザーが独自にカスタマイズ可能なスマートフォン「Puzzle Phone」です。
PuzzlePhone easily repairable and upgradeable mobile phone. | To develop reliable, upgradable and repairable modular mobile devices and create the marketplace platform for the hardware developers
http://www.puzzlephone.com/
Puzzle Phoneがどういった製品なのかは以下のムービーから確認できます。
Puzzle Phone - Main concept - YouTube
一般的なスマートフォンに搭載されているLCDの平均寿命は約10年ですが、傷がついたり破損したりするなど10年間も使い続けられることは珍しく、また、バッテリーの平均寿命は3年以下なので、バッテリー交換不可のスマートフォンであれば3年ごとに本体を新しくする必要が出てくるわけです。
そういった問題を一気に解決してくれそうなのが、ユーザーによる修理やカスタマイズを可能にしたPuzzle Phone。
Puzzle Phoneの秘密は本体の背面に隠されています。
Puzzle Phoneは、背面の上部と下部がスライドすると取り外せるように設計されていて、それぞれのパーツを交換可能。
搭載している部品がそれぞれ違う「The Spine」「The Heart」「The Brain」という3つのパーツに分離可能なのがPuzzle Phoneの最大の特徴です。「The Spine」にはLCD・物理ハードキー・スピーカー・マイクが、「The Heart」にはバッテリー・CPUやRAM以外のサブの部品が、「The Brain」にはCPUやRAMなどメインの部品が搭載されていて、例えば、バッテリーの調子が悪かったら「The Heart」を交換して対応できるというわけ。
3つのパーツを交換したらスライド式にはめ込むだけで……
元通り。
健康管理用に心拍数測定センサーを搭載したり、メモリ不足で困っているユーザーがメモリを増設したりなどユーザーが自分好みの機能を組み合わせたスマートフォンにカスタマイズすることが可能になるとのこと。
ユーザーベースでカスタマイズできる自作スマートフォンは、Googleが「Ara」と呼ばれるデバイスの開発を進めており、2015年後半に提供予定。NokiaがサポートしているPuzzle Phoneも記事執筆現在ではプロトタイプの開発中で、リリースは2015年内を目指しているため、2015年は自作スマホ元年になりそうです。
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