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シンプルなノートであらゆる情報をまとめてタスク管理をする方法


情報であふれかえる毎日において、さまざまなデータを一元的にまとめてタスク管理を行うのは至難の業。そのため、タスク管理用のアプリやソフトウェアが次から次へとリリースされていくわけですが、ノート1冊でタスク管理をバッチリやってしまえるという方法が「Bullet Journal」です。

Bullet Journal: An analog note-taking system for the digital age
http://www.bulletjournal.com/

Bullet Journalの概要は以下のムービーから確認可能です。

Bullet Journal - YouTube


まずはノートの1枚目にインデックスページを作ります。この時点では「INDEX」と書き込むだけ。


続いてノートをペラリとめくって2ページ・3ページ目へ。見開きページの両方に「AUGUST 2013」と書き込まれました。


左側に日付を1から31までズラッと書いていき……


ページ付け。


日付の横には曜日を振っていきます。


見開きの右側にはその月に行うべきタスクをチェックボックス付きで書き並べていきます。


ここでインデックスに戻り、何月が何ページに記載してあるかを記入。これが後から探しやすくするポイント。


インデックスを作成し終えたら、カレンダーの書いてある次のページをめくります。そして「○月×日」のように日付を見出しとしてその日のタスクを書き連ねていきます。


ここでポイントになるのが、タスクの先頭にマークをつけること。ムービーでは「□」「○」「・」の3種類のマークが付けられ、□のチェックボックスはタスクを、○はイベントを、・はメモを示します。こうすることで複数の種類のデータが即座に見分けられるようになるわけです。タスクが終わったらチェックボックスにチェックを入れたり、文字の上に線を入れて消せばOK。


タスクを書き連ねたらカレンダーページに戻り、先ほど書いたリストから主要なタスクをカレンダーに書き写していきます。こうすることで、月々のイベントを概観することが可能。


1月が終わったら同様にして新しいカレンダーを作っていきます。


初月との違いは、前月のタスクを見直すこと。既に終わったタスクについてはチェックを入れたり線で消したり。


終了しなかったタスクについては新しい月のカレンダーの横に書き連ねていきます。始めにこの作業をすれば、自然と前月のタスクがページの上位にやってくるようになるます。


ここでインデックスに戻って「9月」というページタイトルとページ番号を記します。


1つのタスクをより深く掘り下げたい時は、白紙のページにToDoリストを作成すればOK。ページタイトルとページ番号を忘れずに振っておけば、これもインデックスページやタスク一覧から索引可能になります。


Bullet Journalは学習障害だったRyder Carrollさんが20年もの月日をかけて開発した「白紙のページをデジタルの手法で効率的なノートに変える」メソッド。ToDoリスト・スケジュール・ミーティング・健康管理など、さまざまな事柄を体系付け、多様なデータを1つにまとめるBullet Journalは、日々を記録付け、目的を達成するのに持ってこいのツールです。


ノートの作り方を無料で公開しているBulletjournal.comはさまざまなウェブサイトや企業からの注目を浴び、約3分のチュートリアル・ムービーは50万回以上も再生されました。また、Bullet Journalをアレンジして独自の使い方を編み出している人も多く存在し、効率的なタスクノートを作る方法を各人が紹介するコミュニティまで現れました。


そこでCarrollさんが立ち上げたのがKickstarterプロジェクト。ユーザーが「Bullet Journalをより効率的で有益にするためのメソッド」を見つけやすくするような、直観的でスマートなプラットフォームを開発することが目標です。プラットフォームは生産性を上げるための方法をストックした「成長するカタログ」としても役立つ予定で、ウェブサイトがリニューアルされれば、ムービーやチュートリアル・レビューなどがこれまで以上に集まり、無料で公開できると考えられています。


プロジェクトは目標額が1万ドル(約110万円)のところ既に2万8000ドル(約300万円)以上を集めており、25ドル(約2700円)以上の出資でLeuchtturm1917から商品化された限定版のBullet Journalノートをゲット可能だったのですが、既に出資枠は埋まっており、現在残っているのは5ドル(約500円)の出資枠のみ。5ドルの出資を行うと、いち早くプロジェクトのアップデートやムービー・タスク管理のチュートリアルを見ることが可能で、新たなBullet Journalのガイドやマークアップシステムのポイントを記載したPDFファイルをダウンロードしたり、新しいウェブサイトの機能選択に関わったりできます。


なお、締め切りは日本時間で2014年10月16日12時6分です。

Bullet Journal: Journaling at the Speed of Life by Ryder Carroll — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1562027630/bullet-journal-journaling-at-the-speed-of-life



◆2014年9月19日 9時35分 追記
限定版のBullet Journalノートへの出資枠は埋まってしまったのですが、新たに25ドルの出資で通常版のBullet Journalノートをゲットできる枠が設けられました。50ドル(約5400円)以上に出資を増額するともらえるノートの数が2冊に。なお、いずれの出資枠でも、いち早くプロジェクトのアップデートやムービー・タスク管理のチュートリアルを見ることが可能で、アメリカ国外への発送が必要な場合は別途送料が10ドル(約1100円)かかってくるので注意しましょう。

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in メモ,   動画, Posted by darkhorse_log

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