画像の中からご飯だけを自動認識してカレーをぶっかける「カレーよそいプログラム」
御飯認識・カレー合成を行い、画像の中からご飯だけを狙い撃ちにしてカレーを照射させるプログラムが「カレーよそいプログラム」です。聞いただけでは何を言っているのかがよく分からないのですが、プログラミングのプロセスと作品集が公開されており、「ただ画像の中のご飯にカレーをよそいたい」という作者の強い思いが伝わってくる仕上がりになっています。
画像の中のご飯にカレーをかけるプログラムを作ってみた - ニコニコ動画:GINZA
このムービーの目的はずばり、画像の中のご飯にカレーをかけること。
そのために必要なのは、御飯認識。
そしてカレー合成です。
ということでカレーよそいプログラム、スタート。
まずは白いご飯とみそ汁の画像を用意。白~ライトグレーを選択してみます。
ご飯を選択できましたが、同時にみそ汁の具である豆腐やもやしまで選択してしまいました。これではもやしにまでカレーがかかってしまいます。
ご飯とご飯以外を区別するため、明るさの強弱のある小領域ごとに明るさのピーク点をマークします。
粒々のお米ではピークが均一に分布。
豆腐では縁に沿って分布。
ピーク点同士を直線で結んでみると、お米の場合、向きはバラバラです。
一方、豆腐の場合は向きが偏ります。
そこで、向きの偏った領域のピーク点を消すと、豆腐のピーク点はほぼ消失しました。
お米の場合はちゃんと残っています。
ピーク点から同心円状にスコアを与え、スコアの等高線を引くと……
こんな感じ。
ということで、スコアが基準値以上の領域にカレー画像を合成します。
盛りつけ完了です。
他にもいろいろな作品集があります。例えば日本(寿司)×フランス(マヨネーズ)に……
インドを加えます。
おいしそうだけど栄養バランス悪くね?
ウコンが足りないんじゃね?
ということで、カレーを盛りつけ。
炊きたてご飯。
迷うな!行け!戦え!
ドン!
おすしは……
脇が甘い。
ご飯以外を区別できるのか?ということで、汚してはならないショートケーキを用意。
そこにカレーを照射。
白い箇所もほぼかわしており、ショートケーキは汚れないままです。
ご飯以外には照射しない……それがこのテクノロジーの真髄なのです。
ということで、この他にも、あんな物やこんな物にカレーを照射しまくっており、カレー以外の物も照射できるという、カレー好きや特定のメニューを死ぬほど愛している人にとっては便利かもしれないプログラムになっていました。
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