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USBの向きがどちらでも使えてもう間違わずに済む新規格「Type-C」のリバーシブルUSBケーブルが年内登場へ


2013年12月にも開発が伝えられていたUSBコネクタの新規格「Type-C」ですが、開発中の製品イメージが発表され、小型化されてLightningケーブルに近いイメージになっていることが明らかになりました。2014年内にも発売が予定されており、以降のUSB端子はType-Cに統一されることになりそうです。

This is the reversible USB cable that will end your frustrations | The Verge
http://www.theverge.com/2014/4/2/5573680/first-images-of-the-reversible-usb-cable

図中の黒いケーブルが新型USB端子「USB Type-C」のイメージ画像。青色の従来型ケーブルに比較して小型になった端子は、現行のMicro-USB端子に近い形状とサイズのように見えます。これは開発段階の予想画像のため、デザインは変更になる可能性があります。


PC本体側の端子もiPhoneシリーズなどに使われているLightning端子に近い印象。コネクターの表裏が共通になるリバーシブルデザインになるとされており、こちらもLightningケーブルに似たものになりそうです。


この新型コネクターは「USB 3.1規格を補完するもの(supplement to the USB 3.1 specification)」とされ、最大で10Gbpsの転送速度を実現できることになる予定です。

これまでのUSB端子には、まずフルサイズのType-AとType-Bがあり、さらにMini-USB、Micro-USBにもType-AとType-Bが存在していました。これはケーブルの向きを明らかにすることで、機器接続のツリー構造を整合させることを念頭に置いたものだったのですが、新たに制定されるType-Cでは両端に同じ形状の端子が設けられることになりそうです。


USB Type-Cはまだ仕様・デザインが検討中の段階のため変更が加えられる可能性が残っていますが、2014年中盤には確定される見込みとなっており、次第に製品が市場に登場することになりそうです。

なお、既にEUではスマートフォンの充電規格がMicro-USBに統一されることが決まっており、多数のメーカーが同意済み、Appleも次の「iPhone 7」を出す頃にはLightningではなくMicro-USBを採用せざるを得ない状態になっているものの、今回の新規格「Type-C」であれば、裏表の区別なくLightningっぽく挿入して使えるため、影響は最小限になりそうです。

ちなみに、裏表がないとされているAppleのLightningですが、実は裏表が存在しています。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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