2020年東京オリンピックで会場近隣の不動産価格は上がるのか下がるのかがわかるインフォグラフィック

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催による経済効果を期待する声も高まってきていますが、実際にはどうなっているのかという状況がなんとなくわかるインフォグラフィックがリリースされており、全体像をつかむことが可能となっています。

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http://acskk.com/?page_id=9783

LivinGraphicsでは、首都圏の不動産プロ100名に対して今後の不動産市況についてのアンケートを実施し、寄せられた回答をもとに一枚のインフォグラフィックを作成しました。

2020olympic_infographic1.jpg (JPEG 画像, 1800x1250 px)
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世界有数のイベント開催ということで、やはり不動産のプロの関心も会場周辺に集まります。区ごとの注目度では、全体の62％の注目を集める江東区がナンバーワン。その後も東京湾沿いに2位：中央区(33％)、同率3位で港区と品川区(25％)と続きます。エリア別の結果では、江東区内の豊洲が24％とトップ。2位の「湾岸エリア全般」(18％)を挟んで同じく江東区の有明(9％)が3位にランクインしています。

湾岸エリアを代表する物件の坪単価の動向も掲載されています。上昇と下落している物件がありますが、よく見ると「1：The Tokyo Tower勝どき」と「2：晴海アイランド トリトンスクエアビュータワー」は、坪単価200万円台の中盤あたりに収れんする方向性があるようにも見えます。同様に「3：アーバンドック パークシティ豊洲」と「4：シティタワーズ豊洲 ザ･ツイン」についても、250万円～300万円のゾーンに向けて引き寄せられているということになるのでしょうか。

有明テニスの森公園の近辺エリアの「5：Brillia有明 SkyTower」と「6：BrilliaMare有明タワー＆ガーデン」のターゲットゾーンは200万円前半といったところでしょうか。「7：Wコンフォートタワーズ東雲」は他の記載マンションに比べ価格が安くなっていますが、10％上昇は今後への好サインかも？全体的な方向性を見定めるにはサンプル数が限られてはいますが、傾向を見るヒントにはなるのかもしれません。

同じく不動産のプロには、売れ行きの状況についても質問。その答えは「よくなっている：41％」と「よくなったとは思わない：37％」とほぼ真っ二つに分かれるという結果になりました。開催が近づくと、この状況に変化が生まれるのでしょうか？

なお、2020年東京オリンピック・パラリンピックで使用される全部で37の競技場のうち、江東区は17の会場を擁することとなっていることも、注目を集める要因となっているようです。

(PDFファイル) 東京2020オリンピック・パラリンピック競技場マップ
https://www.city.koto.lg.jp/topics/2131/78810/file/kyougizyou_map.pdf

2020年が近づくにつれ、状況がどのように変化して行くのか注目したいところです。