板状で平らなものなら何でもテーブルに変身させてしまう「Floyd Leg」
昔からの歴史を刻んできた木の扉や交換して取り外されたままだった古い窓枠など、役目を終えて使われなくなっていたものに取り付けてテーブルとして蘇らせられる“脚”が「Floyd Leg」です。
THE FLOYD LEG
http://www.thefloydleg.com/
The Floyd Leg by Kyle Hoff / Alex O'Dell — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/957579505/the-floyd-leg
古い家具などに新しい役目を与えるFloyd Legの使い方は以下のムービーをみるとわかります。
窓際に置かれた1台の大きなテーブル。そういうテーブルを置いているのだ、というようにしか見えませんが……
テーブルの天板は、元々はドアだったもの。
鉄でできた棒状の部品が登場。
元はドアだった板に棒を取り付けていきます。
四隅に取り付ければ完成。
廃材を利用した作業スペースができあがりました。
棒の片方の端はこのような形状をしています。「F」型のくぼんだ部分に板材を挟み込み、下からネジを締めて外れないように固定。
こんな風に、工具も必要ありません。
板状で平らなものならテーブルに変身させることができます。まずは材料探し。
ここはアメリカ・デトロイトにある廃材を集めた部屋の中。
「これなら良さそうじゃないかしら?」
とにかく板状のものなら何でもだいたいOK。
普通なら捨ててしまいそうな古っぽい板や……
自動車の登録証のようなものでしょうか?
工夫次第では、2枚をあわせて使ってもOK。
材料が集まったら、テーブル作成に入ります。ネコが眺めているガラスの入ったままの窓枠らしきものが……
おしゃれっぽい窓際のテーブルになりました。
花瓶にフラワーでもアレンジすると、とても廃材をベースにしたテーブルとは思えない雰囲気。
素材の風合いをいかした仕上がりになっています。
部屋の風景にもバッチリ溶けこんでいます。
ボロボロだった古い板きれも、小ぎれいなサイドテーブルに生まれ変わりました。
廃材に限らず、何の変哲もない合板もこんなテーブルに。
Floyd Legはスチールでできたテーブルの脚で、長さは29.5インチ(約75センチ)の「テーブル用」と16インチ(約40センチ)の「コーヒーテーブル用」の2種類があります。なお、推奨している耐荷重量は全体で75ポンド(約34kg)なので、テーブル台の重さ込みで考えるとあまり多くのものは載せない方がよさそうです。
テーブルの固定部分は「コ」の字形となっていて、ネジで部材を挟み込んで固定します。なお、テーブルに当たって押しつける部分は、安定性を高めるために大型化される予定。ネジを締めすぎて枠が曲がらないように注意が必要かもしれません。
アメリカ国内の提携工場で一つずつ手作りで生産されます。
Floyd Legを製作しているのはデトロイト在住のデザイナーであるカイル・ホフさんとアレックス・オドネルさんの二人。引っ越しの多い幼少期を送っていたホフさんは、その度に家具を調達して捨てるということに疑問を感じていたとのこと。そんな疑問を解消するためにFloyd Legのコンセプトを思いついたそうです。
引っ越す時にはすぐに分解でき、到着した先でカンタンに組み立てられて工具も要らない、そのような機能を追求していたら、非常にシンプルでミニマルなデザインに行き着いたそうです。
この「Floyd Leg」は、クラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中で、目標金額の1万8000ドル(約182万円)に対して約21万ドル(約2122万円)の出資が集まっています。「テーブル用」と「コーヒーテーブル用」の2種類のFloyd Legはそれぞれ189ドル(約1万9000円)の出資でゲット可能で、375ドル(約3万8000円)を出資すると両方のセットを手に入れることもできます。アメリカ国外への発送には、20ドルから35ドル(約2000~3550円)の送料が別途必要です。
なお、出資の締め切りは日本時間で2月8日(土)の13時0分となっています。
The Floyd Leg by Kyle Hoff / Alex O'Dell — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/957579505/the-floyd-leg
・つづき
わずか5分であらゆる板を机に変えることが可能な「Floyd Leg」レビュー - GIGAZINE
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