HPがWindows8ではなくWindows7搭載PCの割引キャンペーンを開始
By Alex Gorzen
PCメーカーのHP(ヒューレット・パッカード)は、顧客からの要望が多かったことから、4年前のWindows OSである「Windows 7」を搭載したPCを、最大150ドル(約1万5000円)割引で販売するキャンペーンをオンラインショップで開始しています。
HP Home & Home Office | HP® Official Store
http://www.shopping.hp.com/
HP sticks thumb in Microsoft's eye, discounts consumer Windows 7 PCs - Computerworld
http://www.computerworld.com/s/article/9245556/HP_sticks_thumb_in_Microsoft_s_eye_discounts_consumer_Windows_7_PCs
HPは、最新OSのWindows 8や8.1ではなく、1つ前のバージョンとなるWindows 7を搭載した機種を、80ドル(約8300円)~150ドル(1万5000円)ディスカウントするキャンペーンを開始。
ラインナップは、
・HP Pavilion 500-205t Desktop PC:479.99ドル(約5万円)
・HP ENVY 700-215xt Desktop PC:699.99ドル(約7万3000円)
・HP ENVY Phoenix 810-135qe Desktop PC:999.99ドル(約10万円)
・HP Pavilion 15t-n200 Notebook PC:599.99ドル(約6万2000円)
・HP ENVY 15t-j100 Quad Edition Notebook PC:799.99ドル(約8万3000円)
という5つのモデルで、価格はすべて割引後のもの。
Windows 8や8.1のシェアは合わせて10%を突破したところで、Windows XPが約30%、Windows 7は47%ほど。PC市場で世界最大シェアを占めるLenovoやDellも、Windows 7搭載PCの販売を続けており、HPも顧客からの「よくある要望に応えて」と、今回のキャンペーンを開始したこともあり、Windows 8や8.1は、まだまだ軌道には乗り切れないようです。
TECHnalysis Researchのオドンネル氏は、「各PCメーカーは、Windows 7を利用している企業のWindows 8や8.1への移行はしばらく起こらないと考えている」と話しており、世界トップ3のPCメーカーがWindows 7を支持していることで、オドンネル氏は、「Microsoftは(Windows 8が)『Windows Vistaバージョン2』となる悲劇を回避するため、Windows 9のリリース時期を早めるのではないか」と推測しています。
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